tobun
DONE24×17ささくうドロライのお題お借りしました〜
お題:着脱
着脱お題:着脱
バンダナを外される瞬間が好きだ。
正確にはそれを外す簓を見るのが好きだ。
硬くなった結び目を引っ張る時、華奢な手の甲にボコっと骨と血管が浮き上がってちょっと意識してしまう。いつもはヘラヘラ笑っているだらしない口元が片方だけ上がり、柔らかくなった結び目に嚙みついて解していくその仕草に心が奪われる。下を向き、薄らと覗く瞳がこちらを向いて挑発してくるのもグッとくる。完全に解けたバンダナの端を持って、見せつけるようにしながらシュルシュルと剝がしていく時の得意げな表情が、堪らなく、好きだ。
「今日は一段とキツく結んでるやん」
「さっき一郎が結び直したからな」
「ふぅん。腹立つわ」
腹が立っているにしてはバンダナを丁寧にサイドテーブルに置いてくれるところとか。拙僧や一郎がどれだけそのバンダナを大切にしているのかを知っているからこそ、だ。
2255バンダナを外される瞬間が好きだ。
正確にはそれを外す簓を見るのが好きだ。
硬くなった結び目を引っ張る時、華奢な手の甲にボコっと骨と血管が浮き上がってちょっと意識してしまう。いつもはヘラヘラ笑っているだらしない口元が片方だけ上がり、柔らかくなった結び目に嚙みついて解していくその仕草に心が奪われる。下を向き、薄らと覗く瞳がこちらを向いて挑発してくるのもグッとくる。完全に解けたバンダナの端を持って、見せつけるようにしながらシュルシュルと剝がしていく時の得意げな表情が、堪らなく、好きだ。
「今日は一段とキツく結んでるやん」
「さっき一郎が結び直したからな」
「ふぅん。腹立つわ」
腹が立っているにしてはバンダナを丁寧にサイドテーブルに置いてくれるところとか。拙僧や一郎がどれだけそのバンダナを大切にしているのかを知っているからこそ、だ。
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DONE27×20 ささくう付き合って三年目。灼空に挨拶に行く道中、真正ヒプノシスマイクを喰らった簓を空却と新生MCD達(他キャラも)が助ける話。
<注意>
・皆和解していて仲が良いです
・婿入り前提
・死体が出てきます
・メソメソする空却がいます
・矛盾があるかもしれません、ふんわりとお読みください。(見直す時間がなかった…)
・地域表記→関西・中部・関東・東北・北海道(漢字)
フラワー・シャワー「華がねぇな、お前」
いつだったか、少々参っていた時。赤髪の生意気な僧侶に面と向かって言われたことがある。その直後、地面に落ちていた枯れ葉を拾うとあろうことか簓めがけてぶわっと放り投げてきた。どうせ投げるならこんな小汚い枯れ葉ではなくて綺麗な花弁であって欲しかったが、今ここには花がないのだから求めても無駄だ。何より、この僧侶の言い草や態度から見るに、ハナはハナでも鼻ではなくて花でもなくて華の方なのだろう。
「え……なんや急に。名前からして花やんか、俺。俺くらいやで、生まれた時から花も華も背負っとるの」
華がないとはなんだ、華がないとは。いきなり言われたものだからロクなボケも出来ずに「つまんねー」なんて言われる始末で。いや別にボケたわけでもツッコミを入れたわけでもなくて、ただ単に事実を言ったまでなのだが。まぁでも確かに面白くはないし、どちらかと言えばスルーして欲しいのでこれ以上深追いはしない。
27889いつだったか、少々参っていた時。赤髪の生意気な僧侶に面と向かって言われたことがある。その直後、地面に落ちていた枯れ葉を拾うとあろうことか簓めがけてぶわっと放り投げてきた。どうせ投げるならこんな小汚い枯れ葉ではなくて綺麗な花弁であって欲しかったが、今ここには花がないのだから求めても無駄だ。何より、この僧侶の言い草や態度から見るに、ハナはハナでも鼻ではなくて花でもなくて華の方なのだろう。
「え……なんや急に。名前からして花やんか、俺。俺くらいやで、生まれた時から花も華も背負っとるの」
華がないとはなんだ、華がないとは。いきなり言われたものだからロクなボケも出来ずに「つまんねー」なんて言われる始末で。いや別にボケたわけでもツッコミを入れたわけでもなくて、ただ単に事実を言ったまでなのだが。まぁでも確かに面白くはないし、どちらかと言えばスルーして欲しいのでこれ以上深追いはしない。
tobun
DONE24×17ささくうドロライのお題を借りました
お題:年の差
年の差お題:年の差
ある程度年齢がいけば年の差はあまり気にならない。事実、簓と左馬刻は一歳差だけど傍から見ているとどちらもバカであまり変わらない。前に直接本人たちに伝えたらえらく怒られたけど。
一郎とは同い年で、左馬刻とは六歳、ああ見えて年長者の簓とは七歳離れているが、ダチなのでやはり年の差はあるにはあるが気にならない。年上組の二人がバカなのも大いにあるだろう。
だからと言って全く年の差を感じないか? と聞かれたらそうでもない。四人でご飯を食べに行けば拙僧と一郎は酒が頼めないし、酷い時には「お子様は」と言われる。しかも何故か拙僧だけに向って。一郎だって同い年なのに解せない。
それからちょっとした傷とか虫刺されとか。今まですぐに綺麗さっぱり治っていたから全くもって気にしていなかったが、アイツらはやたら気にしている。特に簓。蚊に刺されが治らへん、三カ月前の傷がいつまで経っても消えへん、とかなんとか。不摂生じゃねぇの? と言ったら「空却……これが……加齢や」と妙に真剣な顔で。聞いた拙僧がバカだと思った。二日酔いに頭を抱えている左馬刻も同じことを言っていたのでやっぱりアイツらは揃ってバカだ。
1619ある程度年齢がいけば年の差はあまり気にならない。事実、簓と左馬刻は一歳差だけど傍から見ているとどちらもバカであまり変わらない。前に直接本人たちに伝えたらえらく怒られたけど。
一郎とは同い年で、左馬刻とは六歳、ああ見えて年長者の簓とは七歳離れているが、ダチなのでやはり年の差はあるにはあるが気にならない。年上組の二人がバカなのも大いにあるだろう。
だからと言って全く年の差を感じないか? と聞かれたらそうでもない。四人でご飯を食べに行けば拙僧と一郎は酒が頼めないし、酷い時には「お子様は」と言われる。しかも何故か拙僧だけに向って。一郎だって同い年なのに解せない。
それからちょっとした傷とか虫刺されとか。今まですぐに綺麗さっぱり治っていたから全くもって気にしていなかったが、アイツらはやたら気にしている。特に簓。蚊に刺されが治らへん、三カ月前の傷がいつまで経っても消えへん、とかなんとか。不摂生じゃねぇの? と言ったら「空却……これが……加齢や」と妙に真剣な顔で。聞いた拙僧がバカだと思った。二日酔いに頭を抱えている左馬刻も同じことを言っていたのでやっぱりアイツらは揃ってバカだ。
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DONE24×17ささくうドロライのお題を借りました。
お題:夜更かし
夜更かしお題:夜更かし
とある夜のこと。
カチコミが深夜まで長引いて、その帰りのタクシーの中だった。
日付が変わるギリギリで、拙僧の眠気もギリギリで。だが長時間にも及んだバトルの興奮もあって、ちょっとおかしくなってたんだと思う。
「眠かったら寄りかかってええよ」
そういって簓がいつもより優しい声を出したのも拍車をかけた。別にそこまでして貰う必要はなかったが、何となく面白半分で寄りかかると簓の太ももに持て余した右手を置いた。つーか単純に体勢的にそっちの方が楽だったから。
「………………?」
そしたら拙僧の手に簓の手がポンと乗った。
「え? ちゃうかった?」
たりめぇだ、全然違ぇだろ。
だが拙僧は特に何も言わず、次はどうすんだ? とコイツの行動を見守る。
1265とある夜のこと。
カチコミが深夜まで長引いて、その帰りのタクシーの中だった。
日付が変わるギリギリで、拙僧の眠気もギリギリで。だが長時間にも及んだバトルの興奮もあって、ちょっとおかしくなってたんだと思う。
「眠かったら寄りかかってええよ」
そういって簓がいつもより優しい声を出したのも拍車をかけた。別にそこまでして貰う必要はなかったが、何となく面白半分で寄りかかると簓の太ももに持て余した右手を置いた。つーか単純に体勢的にそっちの方が楽だったから。
「………………?」
そしたら拙僧の手に簓の手がポンと乗った。
「え? ちゃうかった?」
たりめぇだ、全然違ぇだろ。
だが拙僧は特に何も言わず、次はどうすんだ? とコイツの行動を見守る。
tobun
DONE26×19ささくう禁煙失敗したタイプの簓と空却がオオサカで匂わせ写真撮りながらダラダラとデートするお話しです。
全年齢ですが初手から危ないのでご注意くださいませ。
白昼『白昼』
「ッ、おい……これ以上はヤメ、ろ」
「なんで〜? ええやん、大丈夫やって」
「大丈夫じゃねぇから言ってんだろうが!」
「静かにせんとバレてまうで」
「……クソッ。後でぜってぇぶっ飛ばす」
「んふふ、ええよ。なぁ、吸うてええ?」
オオサカ市内の路地裏に怪しげな人影が二つ。
嫌がる少年にかぶさるようにして男がクツクツと笑っている。建物の影になっていて光は差し込まないものの薄らと赤と緑が揺れ動き、わざわざ足を止めて目を凝らさなければ二人の存在には気が付かないだろう。外はまだ明るく、人通りも多い。小さな子供がいる親子連れも、学校終わりの学生も、主婦もサラリーマンも。色んな人間が直ぐそこを目先の賑やかしに目を奪われながら歩いている。
24918「ッ、おい……これ以上はヤメ、ろ」
「なんで〜? ええやん、大丈夫やって」
「大丈夫じゃねぇから言ってんだろうが!」
「静かにせんとバレてまうで」
「……クソッ。後でぜってぇぶっ飛ばす」
「んふふ、ええよ。なぁ、吸うてええ?」
オオサカ市内の路地裏に怪しげな人影が二つ。
嫌がる少年にかぶさるようにして男がクツクツと笑っている。建物の影になっていて光は差し込まないものの薄らと赤と緑が揺れ動き、わざわざ足を止めて目を凝らさなければ二人の存在には気が付かないだろう。外はまだ明るく、人通りも多い。小さな子供がいる親子連れも、学校終わりの学生も、主婦もサラリーマンも。色んな人間が直ぐそこを目先の賑やかしに目を奪われながら歩いている。
2874itmaxx
DONEささくうワンライお題「日焼け」無題 白膠木簓は太陽が似合うと、皆口を揃えて言う。溢れんばかりの笑顔と愛嬌、それに明るい笑い声にトーンの高い声色。太陽、もっと言えばオレンジ色がここまで似合う奴もそういないと。それは空却も同意だ。
だがそれは実際のところすべてが計算で、そう印象を抱くよう誘導されていることを空却は知っている。テレビに出るような人間など大なり小なりそんなものだろう。だが簓はそれどころか、むしろ本当は太陽を疎ましく思っているのではないか、と空却は思っている。というのも、簓はきっちりと着こんだワイシャツの襟首を緩めることも、上着を脱ぐことも基本的にしない。極力外には出たがらず、ずっと日陰を選んで歩く。
では曇りの方がいいかというとそんなこともなく、曇天には思いきり顔を顰め、雨が降ると不機嫌を隠そうともしない。
2204だがそれは実際のところすべてが計算で、そう印象を抱くよう誘導されていることを空却は知っている。テレビに出るような人間など大なり小なりそんなものだろう。だが簓はそれどころか、むしろ本当は太陽を疎ましく思っているのではないか、と空却は思っている。というのも、簓はきっちりと着こんだワイシャツの襟首を緩めることも、上着を脱ぐことも基本的にしない。極力外には出たがらず、ずっと日陰を選んで歩く。
では曇りの方がいいかというとそんなこともなく、曇天には思いきり顔を顰め、雨が降ると不機嫌を隠そうともしない。
八森のボツ部屋
MOURNING漫画2ページ描いたものの続き やる気はあったんですけどオチを考えずに描き始めたせいでオチが思い浮かばず終了ささくう ボツプロット熱い、ぼうっとする、指の端から溶けてゆきそうで、切なくて、それでも全てが満たされていくようなー
はっ(目が覚めてふと隣を見る空却)
………………………… (時計を見ると朝3時)
2年前 拙僧は白膠木簓と毎日のようにそういうことをしていて こうして時々夢に見る
自分で処理してしまえば頻度も減るのだろうが 触っていると簓との事が脳裏を過って最悪な気持ちになる(簓意外としたことねんだわ)そういうわけでほとんど自分で抜くことは無かった 必然的にこのバカみてえな夢で出しちまう頻度は増えるばかりで
なんなんだ、拙僧はどーすりゃいいんだ
「サイアク」そんで、二度寝した
そうだ そこまでは覚えている
「おまえとセックスする夢みた」
1377はっ(目が覚めてふと隣を見る空却)
………………………… (時計を見ると朝3時)
2年前 拙僧は白膠木簓と毎日のようにそういうことをしていて こうして時々夢に見る
自分で処理してしまえば頻度も減るのだろうが 触っていると簓との事が脳裏を過って最悪な気持ちになる(簓意外としたことねんだわ)そういうわけでほとんど自分で抜くことは無かった 必然的にこのバカみてえな夢で出しちまう頻度は増えるばかりで
なんなんだ、拙僧はどーすりゃいいんだ
「サイアク」そんで、二度寝した
そうだ そこまでは覚えている
「おまえとセックスする夢みた」
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DOODLEささくうワンライお題「おにぎり」。付き合っているかいないかはご想像におまかせしますおにぎり「俺、人が握ったおにぎり食えんタイプ」
「だろうな」
ある日の簓と左馬刻の会話だった。
どういう経緯だったかは知らないが、家族以外の人間がこしらえた握り飯は生理的に食べられないタイプの人が多い、という話題だった。
空却はそのときただそばでゲームをしていて小耳に挟んだだけであったが、空却もまた左馬刻と同じく「だろうな」と思った。一郎もきっとそう思うはずだ。
簓は潔癖症ではないものの、許せるもの許せないものの線引きがハッキリしており独自のルールも多い。空却からすればそれは面倒な生き方に見えるが、のらりくらりと煩わしいものをかわして生きるのは簓の得意とするところだ。
こんななんでもない会話を覚えていたのはなぜだったのだろう。それは空却自身が驚いていたが、なぜそんなことを2年も経った今思い出したのかというと、自宅でたまたま点けていたテレビで、見知らぬ婆さんからおにぎりを振舞われている簓を見たからだ。
2416「だろうな」
ある日の簓と左馬刻の会話だった。
どういう経緯だったかは知らないが、家族以外の人間がこしらえた握り飯は生理的に食べられないタイプの人が多い、という話題だった。
空却はそのときただそばでゲームをしていて小耳に挟んだだけであったが、空却もまた左馬刻と同じく「だろうな」と思った。一郎もきっとそう思うはずだ。
簓は潔癖症ではないものの、許せるもの許せないものの線引きがハッキリしており独自のルールも多い。空却からすればそれは面倒な生き方に見えるが、のらりくらりと煩わしいものをかわして生きるのは簓の得意とするところだ。
こんななんでもない会話を覚えていたのはなぜだったのだろう。それは空却自身が驚いていたが、なぜそんなことを2年も経った今思い出したのかというと、自宅でたまたま点けていたテレビで、見知らぬ婆さんからおにぎりを振舞われている簓を見たからだ。
unoooo
DOODLEささくう本「潜熱のイデア」(12/18発行)の、おまけ漫画その②です。作中語られなかった話とamam記事に関係した4コマです。
あと、あとがきに書くの忘れたタイトルの話。
パスワードは、「潜熱のイデア」で空却くんと十四くんが入った喫茶店で、十四くんが注文した飲み物です。 3
unoooo
DOODLE「潜熱のイデア」のおまけ漫画です。今年3月のささくうwebオンリー用の描き下ろした漫画でした
こちらの話から今回の「潜熱のイデア」を描きました!
おまけ漫画を先に書いたので本編と季節感が繋がってないです。
あと、おまけの4頁目の一コマ目の十四くんとろしょう先生の立ち位置が逆😂
パスワードは「潜熱のイデア」で空却くんと十四くんが入った喫茶店で、十四くんが注文した飲み物です。 4
やむむ
DOODLE🎋📿描いたら追加していきます※背後注意
①中華料理屋行く🎋📿
②家主に譲る気なし(m💿時代、🎋の家に泊まりに来た📿)
③寸前でごちゃごちゃ言ってるやつ。
④雨の日2人しかいない新生m💿事務所 4
imo_mamire
DONE2022.3.6開催ささくうwebオンリー「キミにささげるクーデター3」にて展示の作品になります。2417本能的に引き寄せられたささらさん。
この度は3回目の開催おめでとうございます! 3