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    sangatu_tt5

    MEMO傭占/ファラ月王様になった🤕
    そろそろ世継ぎを……と言われて結婚をせがまれる。まだ正妃もいなければハーレムもない。執務はまだ溜まりに溜まっており、やるべき事は山積みだった。
    正直結婚などめんどくさい。そう考えた🤕は適当に結婚相手を選んだ。姿絵なども見ずに、一番利益になりそうな家門から輩出されたものと結婚する。
    嫁が来る日など忘れて、仕事をしていれば、側近が「早く来てください!貴方とお嫁さんがいらしてるんですよ」と迎えに来る。
    流石に嫁ぎにきた初日から放っておけば、不仲だと直ぐに噂が回ってしまう。それでは意味が無いと仕方がないと迎えに行く。
    真っ白のベールを被り、俯いたままの嫁になるはずの相手は随分と大きかった。自分より上背が高いとは思わず、驚いていれば、嫁になるはずの女は男だった。
    青い宝石が真ん中に埋め込まれた金の仮面がシャラっと鳴る。
    「これでは世継ぎが産めないではないか!!」と言えば嫁の家門の者が「産めます」と叫んだ。
    侍女にでも産ませるのかと腹が立つがこのまま帰らせる訳にも行かない。
    目の前の男もどうせ家の者に命令できたのだろう。男だったとはいえ、嫁いでその日のうちに帰らされたとなれば醜 2648

    sangatu_tt5

    MEMO現パロ傭占♀目が覚めると味噌汁の匂いがした。
     ガンガンと痛む頭を抱えながら、起き上がれば自分が裸であることを知る。二日酔い特有の頭痛に
    悩まされる傍らで謎のスッキリ感がある。
     ベッドから出てみれば脱ぎ散らかした衣服と共に使用済みのコンドームが落ちていた。それを見た瞬間一抹の恐怖が芽生える。
     あまりの仕事人間ぶりに妻は幼い息子を置いて出ていった。帰ってくるはずもなく、息子が産まれてからはそういう行為も疎遠だった。
     ナワーブは誰か女でも連れ込んでしまったのかと自責の念と後悔が湧く。下着を履きながら昨日のことを思い出す。
     五月になってからの少し遅れた新入社員の歓迎会。息子がいるからと断ろうとしたが、少しぐらいは参加しろと上司から命令され、息子を寝かしつけてから二次会に顔を出した。
     離婚してから飲みになど参加していなかったナワーブの参戦に飲めや食えやと酒が注がれる。付き合いが悪くなっしまっていた負い目から注がれる酒を断らずに飲み続ければ、自分のキャパを超えていた。
     「パパ!あさだよ!」
     勢いよく開いた扉の音と腹に飛び込んできた息子を受け止め、思考が戻ってくる。
     「イライちゃんがね、ごはん 2899