その瞳が好きだった ロスナイキスブラ
神に愛された大天使は輝く大きな羽根と特別な力を宿した翡翠の瞳を持っていた。
同じ大樹の根元に生れ落ち、共に育ち、共に強い戦士へと成長した今となっても、傍に居ながらにしてその美しさに一生手が届かないような気持ちで焦がれていた。
同じ天使でありながら己の背中の羽根が黒く塗り潰された今となっても、気持ちは変わらない。
輝く翡翠の瞳に映る顔はひどく悲しげだった。

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