チキチキ!神覚者de休日返上⭐︎羽根つき大会戦いの火蓋は切って落とされた!
☔️「負けません」
⌛️「さっさと始めるぞ」
カン、カン、カン
互いに一歩も譲らず、激しい羽根の打ち合いが繰り返される。
✝️「なぁ、まだ終わんねェの?」
🍯「うるさいですよ」
📕「オーターがあそこまで乗り気なのは珍しいですね」
❄️「どうせ下心でしょ、うぅ寒」
✨「負けた方は、脱がなければいけないからな!」
🐲(脱ぐ……ぞくぞく)
すると、このままでは埒があかないと、レインは足に踏ん張りを効かせ、羽子板を左手に握り直し、大きく深呼吸をする。
☔️「オーターさん、いいんですか」
⌛️「何がだ」
☔️「オーターさんが勝ったら、俺が脱ぐことになるんですよ」
⌛️「それがどうした」
☔️「その……昨日の跡が……(小声)」
⌛️「は…………」
コツン
オーターの足元に羽根が転がる。
✨「勝者レイン!」
✝️「なんか言われたな…アイツ」
🍯「揺動作戦とは、レインもなかなかやるね」
オーターは渋々、片腕を着物から取り出し、その白い肌を青空の下に晒す。
☔️「では、じっとしててくださいね」
⌛️「ふぅー、早くしてくれ」
敗者は、脱ぐと同時に墨で烙印を書かれるルールになっていた。どんなにふざけていても、ルールはルールだと、オーターはそれを甘んじて受けた。
✝️「あ、俺も書くぅ」
⌛️「貴様は関係ないだろう」
✝️「いいからじっとしてろって……ほら見てみ、俺と同じアザ」
☔️「む……オーターさん、後ろ向いてください」
⌛️「何を書いている」
🍯「これは……ウサギ、だね」
📕「随分と可愛らしい」
✝️「ぶっは!似合ってんぞォ、オーター!くくく」
🍯「君が揶揄うから、レインがムキになっちゃったじゃないか」
✨「うむ、実に似合っているぞ、オーター!」
⌛️「何故私がこんな…」
オーターのムッとした顔に、いつもの威厳はない。しかし、不満を溢しながらも、自分の背中を見て微笑んでいるレインを見て、少しほっこりする。──年相応に可愛いところもあるんだな。
✝️「次は俺なァ、アギト!手加減は……ッ!?」
🐲「カバたん、火はダメですよ」
レナトスが羽子板を構えた瞬間、火の球がレナトスの顔の横を掠めた。
✨「勝者アギト!」
✝️「今のはナシだろォ!?!?」
🍯「負け惜しみはみっともないよ、ほらさっさと脱ぐ」
ビリビリッ!!
✝️「バッカ!!破くやつがあるか!!」
🍯「あ、ごめんごめん、力加減間違えちゃった」
上裸になったレナトスをキャンバスに、カルドとツララが筆を取る。
❄️「広いからいっぱい描けるね」
✝️「テメェら後で覚えとけよ!」
🍯「ほら、じっとして」
〜数分後〜
📕「ふっ!!!」(笑いを堪えるため口元を手で覆う)
✝️「何描いたんだァ?」
❄️「できた!」
🍯「大作だね」
そこには、人体模型のように臓器が鮮明に描かれたレナトスが立っていた。
神覚者一同、口に手を当て、俯きながら震えている。ソフィナは笑いを堪えすぎて、涙を流していた。
✨「ふ……ふふ、じ、実によく描けているな」
⌛️「よく似合っているぞ」
✝️「オイ、カルド……笑っていられるのも今のうちだぞ!覚悟しやがれェ!」
🍯「何で僕!?描いたのほとんどツララじゃないか!」
✝️「背中に翼描いたのテメェだろ!ふざけすぎなんだよ!」
🍯「僕まだ羽根つき勝負してないから!」
✝️「問答無用!テメェの背中にも悪魔の翼描いてやんよ!」
☔️「レナトスさん、天使みたいで綺麗ですね」
📕「ぶふっ!!」
終わり!!!