合鍵つくちゃった同じ大学に通い、サークルも被った二人。
飲みサーとは違うけど、仲が良いので何かあればすぐに「ご飯を食べに行こう!」と話が進むサークルである。
あまり飲めないくせにお酒が好きなぐだ♀。ついつい色んなお酒を飲んで酔ってしまう。
ほろ酔いのことが少なく、ふらふらと帰る足もおぼつかない。
そんな時、先輩たちはオベを呼ぶ。
最初は家が近いからという理由で酔っ払いを押し付けられて、めんどくせーと思っていたオベ。
しかし彼はぐだ♀と共に大学生活を過ごして好きになっていた。
ニコニコと酔っ払いを受け取って、家まで送るオベ。
だが、彼だって男で、相手は好きな女の子である。
五本指では足りないほどに回数が増えれば「自分が飲める範囲くらい学習しろ」や「酔っ払いと鍵のやり取りするの、いい加減イヤなんだけど」と怒りたくもなる。
いつもであればキャンパス内に設置されたカフェテリアに行っていたが、今回は説教目的なので個室の居酒屋。
運ばれてきた焼き鳥をばくり。王子様のようなキラキラした態度を食べるみたいに大きい口を開けて食べている。
怒られたぐだ♀は悪びれずに次々と消えていく料理を眺め、バックを漁りだした。
真っ黒なテーブルに置かれる楕円のなにか。
天井からの仄かな光のせいでスポットライトを浴びているようだ。
楕円の表面にはどこかのハウスメーカーのロゴが描かれ、下には見覚えのある部屋の番号が……。
「だから合鍵つくちゃった」
「つくちゃったって……」
唖然としているオベをスルーしてサラダを食べ始めるぐだ♀。
オベは鍵と彼女を代わる代わる見て頭を抱えた。
(そんなにすんなり渡してくるなよ。彼氏でもないやつだぞ、危機管理能力がガバガバじゃん…)
今は自分がいる場所でお酒を飲んでいるが、この先どうなるのか。
ぐだ♀は自分の知らないところで友人作っていて、時々話しているのを見かける。己が情報を仕入れた頃にはまた新しい人と過ごして写真をSNSにアップする。
女性七対男性三。その内のほとんどがぐだ♀に好意を寄せているのは傍から見てもバレバレ。
自分なんかにほいほい鍵を渡すようなバカ女だ。このままじゃあ、変な男にぺろっと食べられるのも時間の問題だ。
冗談じゃない!こっちがどれだけ時間をかけてきたと思っているんだ!と心の中でブチ切れるオベ。
鍵を受け取りながら、どうやってぐだ♀を自分のものにするか考え始める。
それから酔っ払いでもないのに部屋に送るし、休日も様子を見ながらデートに誘う。
ある日のデートでお店が混雑して入れず、どうしようかと話し合っていた時だ。
ぐだ♀が「じゃあ、私の家でご飯でも食べる? あ、味は保証しないよ」なんて言い出した。
ぐだ♀の手料理が食べたいオベはすぐに頷く。
一緒にスーパーに向かい、その日は鍋を食べた。
その後、少し遅い時間なら「晩御飯作るから食べていきなよ」とぐだ♀に誘われるようになるオベ。
料理を振る舞われて「まぁまぁ」と評価しながら完食する。(本当はすごくおいしい)
大学二年生のどこかで結ばれる。
このぐだ♀、鍵を渡した時点でオベが好きだし、告白して断られたら今の関係が壊れちゃうと思って言い出せない。
そのまま、ずるずると友人以上の何かの関係(両片想い)を続けていたら拗れた。
拗れた原因は、友人もしくはオベが好きな女の子にどう思っているか質問されて「仲のいいサークルの同期」と答えたところをオベに聞かれたから。
一回黒オベみたいになって外で遊びまくり、ヤリまくりの生活になってるかもしれない。
ぐだ♀に「部屋に来ないの?」って寂しそうに言われるから「誘ってる?」なんて言って叩かれて目を覚まして結ばれる。
ハッピーオベぐだ♀!!