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    mikku_zatta

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    mikku_zatta

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    超人たちがサッカーしたら絶対面白いだろという勢いだけで書きました。誰か続き書いて...
    全てにおいて適当です。ちなみにゴールとサッカーボールは特殊な訓練を受けています。

    『さぁ始まりました!様々な超人たちの姿を見たいということから始まったこの企画!今回の企画は、超人たちによる超人サッカー・・・・・・です!』

     正義、悪魔、完璧──様々な超人たちの、試合以外で見せる姿を見たい。そんな人々の想いによって企画されたこの企画には、超人オリンピックに参加した正義超人や残虐超人、勝つためならば手段を選ばない悪魔超人、さらにはこういった企画にあまり参加することのない完璧超人たち。キン肉星王位争奪戦に参加した面々までと、文字通り様々な超人たちが参加していた。

    『超人サッカーでは、ゴールにボールを入れる以外はなんでもOK!チーム分けは完全ランダム!普段交わることのない超人たちのチームワークを目に焼きつけましょう!試合開始の合図は、超人レスラーたちに馴染みのあるゴングが合図です!』

     ──カァ……ァン!!

    『始まりました!あーッと、いきなりターボメンとキン肉マンゼブラが走る走る!』

     試合開始のゴングのように鳴り響いた馴染み深い音を合図に、完璧超人であるターボメンとキン肉マンゼブラが走りだす。あらかじめ決めておいたルートを通り、妨害しようと割り込んでくる超人たちを見事に避け、ターボメンがボールを頭に乗せた瞬間──空中へと飛び上がった。

    『ターボメン、ボールを頭に乗せたままジャンプ!そこへキン肉マンゼブラが……これは!キン肉王家三大奥義の一つ、マッスルインフェルノだーッ!』

     空中へ飛び上がったターボメンにキン肉マンゼブラが技をかけ、そのまま相手ゴールへと一直線に向かってゆく。もし邪魔をされればターボメンからキン肉マンゼブラが離れ、そのままゴールへ駆ければいい。このままゴールへ無事決まれば勿論ターボメンはただでは済まないが、アースクラッシュを使うことにより身体が丈夫なターボメンには耐えきれる。全てが完璧な計画だった。

    『他の超人たちも追いかけますが……追いつけない!ターボメンとキン肉マンゼブラ、このまま先制点を決められるか〜ッ!?』
    「ボシュー…完璧超人である俺の計画に問題など──なに?!」

     観客、司会──その場にいた全員が先制点が決まるだろうと確信していた。だが、彼らは忘れていたのだ。サッカーには、ゴールキーパー・・・・・・・がいるということを。

    『決まっ………ていない!?なんと、ゴール前に砂の壁が現れた・・・・・・・〜!?』
    「ボ、ボシュー…!」
    「なに!?」

     目の前に聳え立つ砂の壁へ突き刺さったターボメンが苦悶の声をあげ、まさか防がれると思わなかったキン肉マンゼブラが驚愕の声を漏らす。特徴的な笑い声が響き渡り、観客、司会、超人全てが声のする上部へ目を向けた。

    「グオフォッフォッフォ、簡単に先制点なんざ取らせるわけねぇだろ?」
    「サンシャイン、貴様ァ……!」
    『先制点を防いだのは、悪魔超人サンシャインだーッ!』
    「──だが見誤ったな、こちらの勝ちだ」
    『ターボメン、サンシャインへ管のようなものを差し込んだ!これは、』

     アースクラッシュ・・・・・・・・。己の受けたダメージを蓄積し、それを増幅させ相手に返す。キン肉マンゼブラのマッスルインフェルノによって蓄積されたダメージを、ターボメンはサンシャインへと送り込んだ。耐えきれないパワーによって相手が自壊する技──いくらパワーを誇るサンシャインとて、喰らえばひとたまりもない。

    「見誤った、ねぇ?そりゃお前らだろ?」
    「!?なに、」

     そう、一手見誤ったのはターボメンとキン肉マンゼブラだった。アースクラッシュによって自壊したかと思われたサンシャインの身体は、次第に見慣れたスクエアボディを形造る。その右手には、ターボメンの頭部に乗っていたサッカーボールがあった。

    『な、なんとサンシャイン、ターボメンのアースクラッシュが全く効いていない!』
    「アースクラッシュ、だったかぁ?ずいぶん考えたようだがよ、俺に効かねぇとは思わなかったらしいな」
    「なんだと!?それはどういう、」
    「身体を一旦バラしちまえば、お前から送られた過剰なパワーもバラけちまう──とは、考えなかったのか?」

     サンシャインは自身の身体を砂へと変え、ターボメンによって送られた過剰なパワーを分散させたのだ。身体をバラバラにし、送られたものを分散させる──変幻自在の砂地獄を司る、サンシャインにしか出来ないことだった。

    「そおら、受け取れーッ!キン肉マン!」
    『ああ〜ッとサンシャイン、ボールをキン肉マンに向かって投げたー!すごい勢いだ、誰も追いつけない!』


    続かない。
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