白鷺洲涼二は振り分けられる「涼二さんが帰ってきてから、ちょうど3週間になりましたね。先生」
「色々あってあっという間だったが…ようやくひと段落着いたな」
「ところで『例の件』ですけど…。先生、どうですか?」
「うむ。伊綱君が提案してくれた通りだが…」
「奪い合えば足りぬが。分け合えば足りる!」
「伊綱君は土曜日と日曜日、どっちが第一希望なんだ?」
「ここは公平性とわかりやすさを加味して、隔週で交代にしましょう」
「なるほど。ならば金土日はセットがいいな!」
「週末はご褒美、というわけですね、先生。ナイスです。カレンダーにシール貼っておきますんで。調査が入ったときは、後ろに順延しましょうか」
涼二「あの……、二人とも。なんでそんなに手際がいい(良すぎる)んだ?」
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