バレンタインの話唯一無二の妹が可愛くて仕方ない姉の蔦子。義勇に傅く男しか許さんっていう思いで、義勇が幼少の時から
「バレンタインにチョコなんかあげなくて良いのよ。海外では男性からプレゼントするのが基本なんですから。自分が貰う側だと思ってる男は駄目よ」
と擦り込んでいて、その結果未だかつて誰にもチョコをあげたことのない義勇。
小中と周りの男子達はドキドキしていたが好きになった人も居ないのでまったくバレンタインを意識していなかった。が、JKになり不死川と出会って恋をしてしまいバレンタインにみんなはチョコをあげると話しているので「自分もあげたほうが良いのではないか、でも姉さんには昔から言われていたし」と葛藤していた。
結局なんの準備も出来ず迎えたバレンタイン当日。不死川がクラスの女子達から友チョコを渡されているのを見ながら渋々帰宅する義勇。私もありがとうって言われたかったな、と涙目になりながら姉と夕食の準備をしていた。ピンポーンと音がしてドアホンを見る。画面に不死川が映っていて、驚いて玄関を開けた。
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