Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    らすく

    @ra_suku_3939

    こんにちはらすくと申します。ここは怪文書やボツになった絵とかを投げます。反応いただけると喜びます。

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 5

    らすく

    ☆quiet follow

    事故 ⚠️死ネタ?ttがぶっ壊れてる。
    ttnr +mk

    事故 ttnr「わぁ…みてtt。綺麗だね…」信号待ちの2人きりの車内にnrのうっとりとした声が響く。「ほんとだ。綺麗なイルミネーションだね、そっかぁ…もぉクリスマスかぁ…」僕は外にらんらんと輝く街並みを横目で見ながらそんなことを言った。もう12月中盤。街はクリスマス一色でさまざまななところが光り輝いている。と、信号が青に変わった。「ん、nr。前。」「んぇ?あぁ、うん」おぼつかない返事をする。「…大丈夫か?nr。仕事疲れたよな、運転変わろうか?」「いやいやいいよ。大丈夫。ちょっと考え事してただけ。」にかっとこちらに笑みを浮かべる。最近nrは歌の仕事が少しずつだが増えてきている。とは言っても暮らしていけるような稼ぎじゃないからそれと一緒にバイトを掛け持ちしている。ボクがはやく仕事をいっぱいこなして養えたら一番いいんだけどな…
    「ttに頼ってばっかじゃいられないからね。」とnrが言う。「…え…?いまボク口に出してた!?」「…?いや?出してないよ?ただそんなこと考えてるんじゃないかなって思っただけ。ふふ、まさか図星?」「…うるさいな…思ってちゃ悪いかよ……エスパーかよ…」「あははっw ttはわかりやすいからね〜」「…な、これでも 嘘から生まれてるしぃ嘘の歌姫って呼ばれてるんだぞ!」「…ttは嘘つきなんかじゃないよ。」「…え、いや…」「じゃぁ私のこと好きって言ったのも嘘ってこと?」「!?違う!それはっ!!」「あははっ冗談だよ。そんな焦らなくてもw」「ッ〜///」恥ずかしい。きっと今ボクは真っ赤なんだろうな。nrには全部見透かされてる。少し悔しいけど嬉しい。ボク嘘つくの上手いんだけどなぁ…そんなことを考えていると視界の端で何かが迫ってきているのに気づいた。一台のトラックだった。ボクは咄嗟に叫ぶ。「えッ…!?nr!!!!横から車が!!!!」「えっ?」
    『ガッッシャァン!!!!!』『キーーーーッ』『ドンッ!!!!』
    耳に轟音が飛び込んでくる。大きな衝撃を喰らったと思ったら目の前が真っ暗になった。


    …ん…?ここ…どこ…ッ!?痛っっった!?目の前は薄暗く、瓦礫のようなものが散在している。身体中を激痛が襲う。顔にベッタリと何かがこびりついているかんじがする。きっと血だ。足が動かない。何かに挟まれているのだろうか、ひたすらに痛い。『ザァアアアア』と激しい雨音が地獄のような車内に鳴り響く。こんな時にあめが降ってきたみたいだ、くそなんで、そんなことより!nrは!nrは無事なのか!それだけが気がかりだ、nrが無事ならッ、ボクはキメラだからどうにでも、、そんなボクの願いとは裏腹に最悪な光景が目にはいる。nrが逆さ吊りになってシーツとダッシュボードに体を挟まれている。nrの頭から大量の血が流れ出ておりポタポタと血が地面に落ちている。いやだ、嘘だ、そんなわけない、目の前の景色が信じられない。nr!nr!だめだッ!キミはッいやだッキミだけにはッぜったいいなくなってほしくない!知らないうちに涙が溢れ出る。必死に叫ぼうとする。「ッッんぅう゛」なんでだ、なんでこんな掠れた声しか出ないんだッnr!nrいやだいやだ!!『事故だ!誰か警察と救急車を!!!』『キャーーー』周りが騒がしい、人が集まって、きた、のか、、は、やく、nrを、びょういん、に……『ウゥウウウウウウー』薄れゆく意識の中でけたたましいサイレンの音をきいた…


    「…!」ボクは意識を取り戻した。目を開けると病院らしき天井が広がっていた。横を見るとmkが椅子に座っていた。「……!?…mk?でぎが」自分のガラガラな声とmkがいることに驚いた。「!!tt!よかったぁ…!目覚めたんだねッ!」mkが心配そうにボクの顔を覗き込む。「ボクっ事故にッったんだ?」「そうだよ…トラックが信号無視して突っ込んできたみたいで…連絡もらって駆けつけたら、すごかったよ…車がすっごく吹き飛ばされてて逆さまになってた…」…逆さま…だからnrが宙吊りに…あッ!?nr、nrはどうなったんだ!!「るっねは!!!ぶじなのかっ!?」「…あ…その…nrは…」「…え…?nr?nrがどうか゛し゛たのかよッ゛」思わず声を荒げる。「おっ落ち着いてtt。…nrは…」mkからボクは状況を説明してもらったー


    …ttが意識を取り戻してから数日が経った。ttはキメラだからか目覚めてからの回復は驚異的だった。すぐ歩ける状態になり、それからはnrの横に付きっきりだ。…私はnrとttがいる病室のドアを開ける。そこには”まるで”寝ているかのようにすぅすぅと息をし、温かくベッドに横たわり、大量の機械が体に繋がっているnrとそんなnrをガラス越しに見つめるttの後ろ姿があった。「……tt…?もう昨日の夜からずっとそこにいるよ…そろそろ休まないと…」…反応がない。仕方なくttの肩をぽん、と叩く。「tt…?」振り向いたttの顔はとても顔色がいいとは言えなかった。目の下に大量のクマと涙の跡をつけ、目が笑っていない。なのに笑みを浮かべていた。「あ!mk!おかえり。見てよmk〜nrのやつまだ寝てるんだぞぉ?いくらなんでも寝過ぎだよなw nrだけにってか?あはははは」…私は一気に鳥肌が立ち言葉に形容しがたい恐怖が込み上げてきた。「…ッ……そっそうだね、あははま、まぁダジャレはお、面白くないけど…」無理やり雰囲気を合わせる。「あははっ、ごちゃごちゃうるせーッ!…nrの口癖。かわいいよなw」…この場から逃げ出したい。怖い、この子が理解できない、なんでそんなに笑っているの、、もうttは…救えないくらいに壊れちゃった…nrはもう…死んでいるのに…いや正確に言えば「脳」が死んでいる。いわゆる「脳死」ってやつらしい…脳死した人はもう2度と意識を取り戻すことはない。ただ、「脳」が死んでいるわけだから体はまだ生きていると言ってもいい。今のnrには人工呼吸や大量の機械が付いているから”まるで”寝ているだけのように、生きているように見える。…ttに何度も説明した。nrは事故で頭を強く打ち付けて、もう脳死状態なんだって、もう、nrは、死んでしまっているんだって、布団の下の足は半分以上切られてるんだって、もってあと数日なんだって、そう、何度も、何度も、、、
    「…tt、ここに食べ物置いとくね、…休んでね…ごめん私仕事あるから…また…くるね…」「ん!わかった。ありがとうmk。次来た時はきっとnrも起きてるよ。楽しみだね」…あぁ…本当にこの子が可哀想で怖くてたまらない。このまま壊れて戻らないのかな…元のttに戻ってよ…お願いだよ、それはnrじゃないんだよ、ただnrの「形」をしたただの肉塊…だめだそんなこと言っちゃ…だめなのに…もう…ttにかける言葉が見つからない私はどうすれば…

    mkが病室を出てからもずっと、ずっとずっと、ttはnrを見守っていた。「nr?クリスマスは遊園地にでも行く?観覧車に乗ってさ、イルミネーション見て…あそれとも家でクリスマスパーティーでもする?ウーバー頼みまくってさw」反応するわけがないnrに向かって話しかけ続けるtt。幻覚が見えるまで衰弱しきってしまっている。「nr…はやくおきてよよ…いつまでねてるのさ…なににあきてるのさw」『人生に飽きたんじゃないw?』「…は?誰だよお前ッなに言ってんだ!」「nrは死んでない!nrは!!!!」ttは病室にあった鏡に向かって叫んだ。…本当はttもわかっているのかもしれない。nrはもう2度と目を覚さないことを。今聞こえた幻聴は、自分の本音だったってことを。「…nr…ずっとずっと愛してるよ♡」貼り付けた笑みを浮かべながらttはそう呟いたー
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💛💛💛💛💛💛💛❤❤❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works