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    おこめ

    @come__zzz

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    おこめ

    DOODLEアキイト 📼🔦(未成立)でラッキーすけべネタです。
    一日中どたばたデートしてるだけ!
    リクエストありがとうございました🥰長らくお待たせしました!!

    始終📼は(脳内で)よくしゃべるしむっつりプレイボーイ(?)、🔦は鈍感&無知の乙女です。
    ⚠️少しだけ犬×🔦の描写があります。地域猫ならぬ地域犬のような感じを想像していただければ…
    災い転じて福となせ! 開店前の静かなビデオ屋。カシャカシャとビデオのハードカバーが触れ合う音と小さな鼻歌が響く。「おはよー……」と眠たげな目を擦りながら階段を降りてきたリンは、カウンターの中で機嫌よく開店準備をするアキラと目が合うなり怪訝な顔をした。

    「うわあ」
    「おはようリン。お兄ちゃんに対していきなりうわあはないだろう。朝ごはんはそっちのテーブルに置いてあるよ」
    「あ、ありがと。じゃなくて! 随分とご機嫌だね?お兄ちゃんが朝からテンション高いとなんか違和感って言うかぁ……」
    「そうかい?」
    「そうだよ! 鼻歌なんか歌っちゃって。わ、もうコーヒーまで買ってあるし!」

     作業部屋に入るなり、彼女はもう一度うわあと声を上げた。今度は喜色が色濃く滲んでいる。そうだろう。妹の好物のひとつであるエビアボカドサンドは、六分街のコンビニにはごく限られた日にしか売られていない上に朝一に行かないとすぐ売り切れてしまう人気商品だ。
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    DONE七夕の時にあげた丹穹。

    星核の力を使い果たし機能を停止(眠りについた)した穹。そんな穹を救うために丹恒は数多の星に足を運び彼を救う方法を探した。
    しかしどれだけ経っても救う手立ては見つからない。時間の流れは残酷で、丹恒の記憶の中から少しづつ穹の声がこぼれ落ちていく。
    遂に穹の声が思い出せなくなった頃、ある星で条件が整った特別な日に願い事をすると願いが叶うという伝承を聞いた丹恒は、その星の人々から笹を譲り受け目覚めぬ穹の傍に飾ることにした。その日が来るまで短冊に願いを込めていく丹恒。
    そしてその日は来た。流星群とその星では百年ぶりの晴天の七夕。星々の逢瀬が叶う日。

    ───声が聞きたい。名前を呼んで欲しい。目覚めて欲しい。……叶うなら、また一緒に旅をしたい。

    ささやかな祈りのような願いを胸に秘めた丹恒の瞳から涙がこぼれ、穹の頬の落ちる。
    その時、穹の瞼が震えゆっくりと開かれていくのを丹恒は見た。
    一番星のように煌めく金色が丹恒を見つめると、丹恒の瞳から涙が溢れる。
    それは悲しみからではなく大切な人に再び逢えたことへの喜びの涙だった。
    「丹恒」と名前を呼ぶ声が心に染み込んでいく。温かく、懐かしく、愛おしい声…。


    ずっと聞こえなかった記憶の中の声も、今は鮮明に聴こえる。
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