永遠の幸せ『お主ら、何をしているのだ?』
狩りから戻ってきたフェルがドサリと俺たちの横に獲物を置いた。今日はブラックサーペントか。まぁこれくらいならギルドマスターに怒られることもないだろう。
『あのねー、お友達に教えてもらったお花のかんむりをあるじと作ったのー』
自分が作った花かんむりを自慢げに見せるスイに癒されながら、ブラックサーペントをアイテムボックスに仕舞った。
フェルの狩りに着いて行くかと思ったけど、今日は教わったばかりの花かんむりをもう一度作りたかったらしい。ほんと、スイにはこうゆう遊びだけしてて欲しいよ。
などと考えていると、突然スイが俺の肩に飛び乗ってきた。
「わっ! スイ、どうしたの?」
『これあるじにあげるー。こっちはフェルおじちゃんにあげるねー』
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