【自創作】戦隊ブレスタ本編ダイジェスト版(前編)今年で中学3年生になったひとりの少年「赤嶺光」(以下ヒカル)。彼は始業式を終えて下校する時、机の中から赤い宝石を見つけた。ヒカルはその赤い宝石を持って帰宅する途中、「バットズ」という悪の集団に遭遇した。周りには逃げまとう人々もいた。その様子を見たヒカルは、思わず逃げだそうとした。そのとき、持っていた赤い宝石が輝きだして腕輪に変わり、ヒカルの左腕にはまった。その瞬間、ヒカルは謎の光に包まれ、「ブレスタレッド」に変身したのだ。彼は戸惑いながらもバッドズを次々に倒し、人々を救うことができた。
ヒカルは元の姿に戻った後、突然現れた謎の妖精、「ピピナ」に導かれて、陽ヶ丘町の「学生通り」と呼ばれている大通りに存在する小さな文具店に来た。そこには、ヒカルと同じ4人の中学3年生、「東大葵」(以下ダイキ)、「南里彩葉」(以下イロハ)、「梅北隆平」(以下リューヘイ)、「西城さな」(以下サナ)がいたのだ。ダイキはブレスタブルー、イロハはブレスタイエロー、リューヘイはブレスタグリーン、サナはブレスタピンクと、彼らもヒカル同様に宝石によってブレイスターズに変身したらしい。
5人にピピナは、「戦隊ブレイスターズを結成して、悪と戦い、町と自分の故郷の平和を守っていってほしい」と提案する。ところが、ヒカル以外の4人はその提案に反対してしまう。理由は全員に共通して、「自分達にはそんな暇がないから」。
ヒカルは、戦隊ヒーローが幼い頃から大好きで自身の夢でもあった為容赦なく賛成したが、残りの4人は、部活や学習塾や受験勉強など…受験生(最高学年)としてそれぞれやらなければいけないことが沢山あって忙しいのこと。部活やってない、塾にも行ってないヒカルにはそのような自覚は無かった。
そんな時、またまた敵が現れ、ヒカル達5人は戦うことになる(4人は反対したまま)。お互いの意見が合わない中でも、力を合わせて戦隊ブレイスターズは敵を倒すことができた。その後ヒカルは4人に頑張って説得させようとして、ピピナも「君達のような学生の希望も守っていく目的でもある」と付け加えたところ、4人はやっと賛成し、5人は本格的に学校や勉強を両立させながら、悪を倒し平和を守り抜く戦隊ブレイスターズとしての活動を始めた。
5人は新たな技を覚えたり、敵を数々倒したり、操られた沢山の人を戻したりして成長してきた。
中学校でもヒカルは、新たなクラスで学校生活を送っていた。ヒカルは隣席の「一ノ瀬小白」と出会った。彼女はアニメや特撮好きな少女であり、頼りないように見えるがこれでいて学級委員を務めている。小白はバッドズに下校中追いかけられて、絶体絶命となったところ、ブレスタレッドことヒカル達、戦隊ブレイスターズに助けられた。小白は出会ったブレスタレッドに正体は知らないもの、なんらかの既視感を感じた。助けられた後、小白はブレイスターズの追っかけを始め、自力でブレイスターズの情報を集めるようになり、こっそりと憧れることになった。
ある日、孤独を好むダークヒーローで、戦隊ブレイスターズの6人目のメンバーになるはずの少年・ブレスタブラックが現れた。彼はひとりで敵を全部倒そうとして力が尽きてしまう。そんな彼をヒカルは助け、助けられたブレスタブラックは自らヒカル達スチューデンツの仲間に入って一緒に戦っていくことを決意した。ブレスタブラックの正体は、異星人の「レオ」と名乗る少年であり、レオはピピナがいる陽ヶ丘町の文房具店に留まることになった。6人となったスチューデンツはまた新たな技を覚えたり、メンバー間の中が深まったりと、更に強くなった。
だがそんなある日、ヒカルは突然、ピピナに戦隊ブレイスターズを脱退させられることになる。ブレスタレッドの真の候補者はヒカルではなく、ヒカルのクラスメイトで親友でもある「上村哉汰」であったことが判明したからだ。哉汰は、明るく元気な性格でリーダーシップもあり、学級委員を務めている為
クラス内で人気があり皆から信頼されている。
ピピナはそんな哉汰をリーダーとして選ぼうとし、机の中に宝石を入れようとした所、誤ってヒカルの机の中に入れてしまったらしい。その事実を知ったヒカルは、哉汰は自分よりもリーダーに向いていると思って嘆いてしまう。だが、ブレスタレッドの新たな活躍と、ヒカルならでは感じ取られる強い意志と勇気により、ヒカルのブレイスターズ脱退は取り消されられた。
このようにして、ピピナによって選ばれた少年少女、ヒカル、ダイキ、イロハ、リューヘイ、サナ、そしてレオの6人は平和を守る為今日も敵と戦っていくのだった… (前編終わり)
最後までご愛読ありがとうございました。
中編はまた後日投稿しますm(_ _)m byあかり