俺が新世界秩序に来てから2ヶ月が経とうとしていた。
ライラの世話をしながら上司の使いっ走りをし、毎度の如くボスに呼び出される日々。幼稚園にいた頃の方がはるかに大変だったがこっちも比にはならないが心労が酷い。
今日もいつものような1日を過ごしていた。今回なんか10km先の商店にお菓子の使いっ走りに遭った。全くたまったもんじゃない気分で自室に帰りシャワーを浴びベットに寝転んだ。
夜も更けていて、何も食べてないが食べる気分でもないのでそのまま寝てしまおうかと考えていたその時、ドアがコンコンとノックされた。
こんな夜中に来訪してくる奴など1人しかいない、が、今日は約束していなかったはずだが、と内心穏やかではない様子でドアを開ける。
2003