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    七海✖️悠仁(♀)
    宿儺が祓われ呪力のなくなったバニーガール悠仁と七海が仙台で偶然再会するおはなし。

    第二章(Twitter掲載済)

    ウサギさびしくても死なない 第二章「五条さん、あなた虎杖くんのこと、黙ってましたね」
     高専に押印を依頼していた書類をとりに行った日、七海はわざわざ自分から五条に会いに行って、開口一番そのように問いただした。五条は教員控室でおやつ中だった。きょうの彼のおやつは亀十のどら焼きだ。すでに三つ、食べた形跡がある。どうせ伊地知に買いに行かせたに違いない。七海は思わず舌打ちをした。
    「七海じゃん。食べる?」
    「いりませんよ。なぜ教えてくれなかったんですか」
    「なにを?」
    「あなた、虎杖くんによく会いにいってるそうじゃないですか」
    「あー、その件。あーはいはい、うんうん」
     くしゃ、と五条はどら焼きを巻いてあったビニールをまるめて、ぽいと机のうえに放る。
     軽いのでそのまま滑って机の下にぺしゃ、と落ちてしまい、七海はそれをひろいあげて、ゴミ箱に捨てた。それから五条の向かいに座って、真向かいから彼を睨みつける。
     五条は悪びれずに、汚れた手をお手拭きでぬぐい、砂糖のたくさん入ったコーヒーを飲み(七海の常識ではどら焼きに砂糖入りのコーヒーをあわせるなんて馬鹿のすることだ)、長い脚を優雅に組み替えた。
    「はいはい、悠仁ね。悠仁のことね」
     うんうん、と首をふり、ひらひらと手を振ってまたコーヒーを飲む。七海はやっぱりいらいらしてしまって、五条さん、と尖った声を出してしまった。
    「悠仁のことでしょ?なに?それで、お前は僕に、なにを怒ってるの?」
     コーヒーカップを置き、ふんぞりかえってそう問う五条を、七海はねめつける。
    「なにって。虎杖くんがいまどうやって生計をたてているか、あなた知ってたわけでしょう」
    「そうだね、知ってるよ。それで?それがどう七海に関係あるの?」
    「どうって…」
     そこで、七海は口籠もった。どう関係がある?関係…関係は…
    「関係はないかもしれませんが…」
    「そうだよね?関係ないじゃん?僕がそれを知ってたとして、なんで七海にそれをいちいち言わないといけないの?お前、悠仁の彼氏でもないどころか、ぜ〜んぜん関係ないひとじゃん」
    「それは…でもわたしだって虎杖くんのこと心配して…」
    「心配」
     五条はアイマスクをはずして、ぱちぱちと瞬きしてみせた。
    「心配なんて誰でもできるよ、言ってるだけだもん。心配してますって」
    「……五条さん、あなたねえ」
    「あのさあ、七海」
     まあ聞きなよ、と五条はへらへら笑う。
    「大変だったと思うよ、悠仁。急に、さあきみはもう宿儺の器じゃなくなりました、呪力もありません、ここは出てってください、って言われて、追い出されて、親類縁者のひとりもいない故郷だかなんだか知らないけど、地方にひとりでほっぽり出されて、それがきみにとって一番いい、それがきみの最良だ、って周りの大人たちに言い含められてさ。知り合いもいない、頼れるひとも誰もない、高専も中退の履歴しか残ってない、勉強も得意じゃない、たったの十代の女の子だ。住むにもどこに住む?誰が保証人になるの?仕事は?どんなマトモなとこが雇ってくれる?悠仁はいい子だよ、でもいい子かどうかなんて、大半の関係ない人間にとっちゃどうでもいいことだ。どうやって生きていく?どうやって?」
     七海は口を噤む。
    「大人たちが、なーんにも考えないで、悠仁に考える暇も与えないで、そうしたんだ。七海、お前もそうだったろ。仙台に帰るのがいいんじゃないかって、お前言ったろう。何も考えずに」
     言った。たしかに、言った。それがいいと思ったからだ。わざわざ縁もゆかりもない東京に居続けなくとも、祖父と過ごした思い出のある故郷に帰る方が、彼女にとっていいのではないかと、そう考えた。あの時、精一杯彼女のことを慮った末に言ったことだ。でもそれは、
    「でもそれは、五条さんだって…」
    「僕?僕は、言ってないよ。なあーんにも、言ってない。悠仁が決めることだと思ったからだ。悠仁が自分でアッチに帰るって考えて、決めて、言ったんだったらそれを尊重したし、そうじゃなくても、悠仁が決めたことなら尊重した。でも、お前たちが、大人たちが、寄ってたかって、言ったんだ。仙台に帰れ、それが幸せだって。大人が言うんならそうなんだろう、そう思っちゃうよね、ほんのコムスメだもん。かわいそうなことをした。だから、僕は悠仁の店に行く。行って、カネを使う。これが恵でも、野薔薇でも同じことをした。それが、僕の元担任としての面倒のみかただよ」
     七海はなんにも言えなかった。ただ、彼女の細い骨の、膝のくぼみを思い出していた。五条ももうすっかり、へらへらしていなかった。興味のなさそうに七海を一瞥し、アイマスクをかぶる。
    「心配なんてあたりまえだよ。僕たちは仲間だったんだから。あっちでそれなりに元気でやってるだろうなんて、都合のいい解釈をして、いままで深く考えなかったのは七海だろ。僕に怒ることなんてひとつもないはずだ。お前に悠仁のことで怒る資格なんてひとつもないんだよ。悠仁が場末のガールズバーで働いてたって、露出のたかい趣味の悪ィ服着てたって、せっまいせっまい1Kに住んでたって、ゴミみたいなクズみたいなつまんねえ男に処女あげちゃったって」
     七海は思わず顔を上げる。五条は口もとだけで、にやっと笑った。
    「なんだ、知ってたの、七海」
    「……いえ、詳しくは…。少しだけ…」
     虎杖くんにききました、と言うとあっそ、と五条は言って笑う。
     五条は立って、ガラガラと扉をあけた。
    「とにかく、門外漢なんだよね、お前は。出直してきな」
     ぴしゃん!と締め出された。思わず唇を噛む。


     とりあえず帰ろうと思い門を出たところで、そもそもここに受け取りに来た押印の書類をまだ受け取っていないことに気づいた。舌打ちをしながらふたたび校内に踵を返す。
     ナナミン!
     まだ、耳の奥に残っている。ここで、階段の下から何度も彼女に声をかけられた。
     来てたんだ!こんにちは、ナナミン!
     こんにちは、虎杖くん 挨拶が上手になりましたね
     そうでしょ!
     そんな風に屈託なく笑う彼女に、七海はうまく笑いかけてやれたことがなかったと思う。
     あんまりに歳下で、かわいくて、大事にしたい女の子だった。女性に対してそんなふうに思うことなどはじめてで、これが恋なのだとすぐにわかってしまっていたのに、恋だと認めるわけにもいかなかった。十二も歳下で学生の女の子に、三十前の男が本気で恋するなど、身震いする。どこかで他人のそんな話をきいたらなんて気持ちが悪い、ときっと軽蔑するし、まともじゃない、と思う。
     軽蔑されるべき人間にはなりたくなかった。彼女が憧れと尊敬をもって眼差す大人でなければならない。そうあること、あろうとすること自体が、七海の矜持をささえているもののひとつであった。
     それなので、七海は恋しい女に微笑むように、彼女にむかって笑いかけることはできなかった。本心ではそうしたかったのに。
    「あ、七海さん」
     後ろから、若い女の声がかかった。一瞬どきりとするが、七海さん、と呼んだので彼女でないことは確かだ。
     振り返ると釘崎と伏黒が階段をのぼってきていた。
    「ああ……きみたちですか。釘崎さん、伏黒くん、こんにちは」
     ぺこ、とふたりは頭をさげる。
     高専に用事ですか、ときかれたので、本当は帰るところでしたが忘れ物をして、と説明しながら連れ立って歩いた。ながい階段をのぼりきると、ワイシャツの背中があつくなる。
    「ああそういえば」
     釘崎が明るい声を出した。
    「虎杖からききました。こないだ七海さんと偶然会ったって」
     ぴく、と七海は肩を揺らしたが、ごまかしてなかったことにした。伏黒がちら、と黙って七海を見上げる。
    「…そうなんです…このあいだ、偶然に」
    「店に行ったって聞きましたけど」
    「ええ、はい…成り行きでそういうことに…」
    「元気だったでしょう、あいつ。なんだかんだいって、ああいうの、向いてるんだと思います」
    「………?」
     ああいうの向いてる、がなにを指すのか少し考えて、黒いウサギの耳を思い出した。
     黒いウサギの耳、露出の多い服ともいえない服、薄暗い店のカウンター、細い膝の骨、タクシーの中での無言と、せまいキッチンの豆苗、キキララのタオルなどを。
     五条の先ほどの叱責を思い出した。
     門外漢なんだよ、お前は
     ぐっと眉を寄せる。向いてる?ああいうのが?彼女に?そうか?そうだろうか?ここでの暮らしのほうが、彼女にはあっていた気がするが。あんなコスチュームより、制服のほうがよほど似合っていたじゃないか。
    「わたしにはとても向いてるようには見えませんでしたが」
     七海は不快感をあらわにして、そんなことを言ってしまった。釘崎が、七海のことを見上げ、怪訝そうにする。
    「え、でも。楽しそうに働いてますよ。お客さんにも人気あるみたいで」
    「……そうですか、それはなによりです」
     あまり尖った声にならないように気をつけたが、うまくいったかどうかはわからない。七海は話題を変えようと思った。
    「そういえば、虎杖くんの焼きそばをご馳走になりました。きみたちもお墨付きの味だとかで。上手ですよね、彼女、料理が」
    「え」
     こんどは、伏黒が声をあげる。伏黒は、黒い瞳でまじまじと七海を凝視した。
    「行ったんすか、七海さん。虎杖んち」
    「………行きましたが」
    「……ひとりで?五条先生と一緒とかでなく」
    「一緒になんて行きませんよ、あのひととなんて」
    「…そういうの、七海さん、気にしないんすね」
    「………そういうのとは」
     伏黒は黒い瞳をまばたきひとつもさせずに、じっと七海を見る。責められている気になって、居心地が悪い。
    「女ひとりで住んでる部屋にあがるとか…ちょっと…七海さんそういうの気にしねえのかな、と思って」
    「……それを言うならきみだって同じじゃないんですか?伏黒くんだってあの部屋に行くことあるってききましたけど」
    「いや、俺はそんな気ないんで。親友なんで」
     平然と言ってのける伏黒に、そんな気とはどんな気だというのだ、と七海は内心不快感がきわまってムカムカとした。
    「どうだか。神のみぞ知ることかと思いますが」
     刺々しくそんな言葉が口から出たところで、釘崎がふっ、と馬鹿にしたように笑った。
    「なんか七海さん、余裕ないですね」
    「……は?」
    「どうしたんですか、かりかりして。こいつにまで突っかかって」
     すごく冷たいかおで、釘崎はいちばん七海が言われたくないことを言う。

    「なんか七海さん、『キモい』ですよ」

     急に、いろいろなことに自信がなくなった。
     自分は、「軽蔑されるべき」人間なのだろうか。
     それなら彼女にあわせる顔など、ないではないか。



     七海は書類を受け取り、足早に高専をあとにした。大人なので、自分の機嫌は自分でとらねばならない。すぐに丸の内まで出てまっすぐにヴィロンに向かい、バゲットとクロワッサンをふたつとシューケット、タルトブリオッシュを買う。
     それからブリックスクエアに向かい、多少並んでエシレのバターとフィナンシェ、マドレーヌを三つずつ。そのまま淀みなく東京駅に向かい、スタバでラテを買って、気がついたらはやぶさに乗っていた。
    「あれっ」
     席に座り、足置きを確認したところで我にかえった。なぜわたしははやぶさに乗っているんだろう?
     呆然と、流れ出した景色を眺める。だめだ、このままでは、二時間もしないうちに仙台についてしまうではないか。
     七海ははあ、と肩を落として撫然とし、しかたがないからネクタイをゆるめ、ラテを飲んだ。真昼間のこんな時間、はやぶさの車両はどこもかしこもがらがらだ。
     隣の席にパンとバターと焼き菓子の袋を置く。
     焼き菓子の袋からフィナンシェを取り出して、ひとつかじった。うまい。うまいのを知ってるからわざわざ買いに行ったのだ。
     荷物もろくに持たず、パンとバターと菓子を持って、いったいじぶんは何をしにいくつもりなのだろう、と考えた。キモいなあ、と思う。じゅわ、とフィナンシェからバターがしみだした。気分がよくなる。キモくてもなんでもいい、どうとでもなれ、と思う。

     彼女に会いたかった。

     最後に会ってから五日も経っていない。彼女、いったいどんな顔をするだろう。
     仙台についてまっすぐタクシー乗り場に向かい、こないだ彼女といっしょにタクシーに乗ったとき、彼女が口にした住所をなんとか思い出して、伝えた。間違えていても大きくは間違えていないだろうから、しばらく歩けば辿りつける気がする。
     しばらく乗るとお客さん、このへんですけどねえ、と運転手が言うので降りた。きょろ、とあたりをみわたす。こないだ来たのは夜だったから。夜と昼では景色もなにもかもちがうので、一瞬戸惑う、が、しばらくうろうろすると、おそらくこれに違いない、というアパートに出くわした。
     当然オートロックやエントランスなんてものはないので、不用心だなあと心配になりながら彼女の部屋をめざす。ちゃちなピンポンを押すと、カチッとプラスチックのちゃちな音が鳴った。次いで、室内でピンポーン、と間抜けな音がするのが聴こえる。
     しはらく沈黙がつづき、もう一度押してみようかと思ったところで、扉をへだてた向こうでがさがさ、と音がした。
     えっ、と戸惑うような声がきこえ、ゆっくり、狭く、扉があく。
    「………ナナミン?」
     狭い扉の隙間から、彼女が訝しげに、不安げに顔を覗かせた。
    「はい、七海です。こんにちは、虎杖くん」
    「こ、こんにちは……えっ、どしたん」
    「いえ、別にどうもしませんが」
    「……仕事?こっちで」
    「いえ、今日は、そうではなく」
    「?」
    「きみに会いにきました。パン、食べません?」
     マドレーヌもあります、と言うと、悠仁はわけがわからない、という顔をしてぱちぱちとまばたきをした。


     よくわかんないけど、もうすぐ出勤だからそのへんでまっててくんない?と困惑顔で言われ、七海はアパートの扉の前から追い出され、近くのコンビニで悠仁の来るのを待っていた。
     部屋にいれてもらえなかった。七海はペットボトルの陳列棚のまえで商品を選んでいるような顔をして、少々ショックを受けながら考え込む。いれてもらえなかった。前はいれてもらえたのに。焼きそばまでつくってくれたのに。伏黒くんでもいれてもらえるのに。
    「ナナミン」
     呼ばれて振り返ると、彼女が立っていた。なにか買う?と言われていいえ、と答える。七海は手にパンとバターと焼き菓子をもったままだった。
    「おれいまから出勤なんだけど」
    「じゃあわたしもお店へ行っても?」
    「……べつに……悪くはない、けど」
    「同伴のノルマは?」
    「同伴のノルマはうちはない。……ボーナスはある」
    「それはよかった」
     きみにボーナスがつくなら重畳だ、と言うと、悠仁は怒った顔をしている。なぜそんな顔をするのか七海にはさっぱりわからなかったが、タクシーで行きましょう、と提案すると、小さな声でありがとう、と言った。
    「なにか食べてから行きますか?」
    「いいよ、そんな時間もないし」
     タクシーの中で悠仁は七海の持つ袋を指差す。
    「パン、あるんでしょ?」
    「ああ、ええ。マドレーヌも」
    「マドレーヌ。うちの店、お菓子にあいそうな紅茶なんてないよ」
    「酒でいいですよ。こないだのボトルもあるし」
    「きょうはボトルなんてもうあけないでよ」
    「なぜ?」
     七海がくびを傾げると、悠仁が七海をそっと見た。
    「きみの助けになることはなんだってしたい」
     悠仁と七海の目がかちあう。瞬間だったかもしれないしもう少し長かったかもしれないが、かち合った目はそっと悠仁からそらされ、なにもきかなかったふりをして、彼女は窓の外をみた。七海の手の中の袋が、がさ、と大袈裟な音をたてる。

     店に入ると、七海をつれて出勤してきた悠仁にエミちゃんが目を丸くして、ユウちゃん、と声をかけた。
    「ユウちゃん、どしたの、ケンティーじゃん」
    「エミちゃんこんにちは、七海です。ケンティーとは」
    「ケント・ナナミでしょ?ケンティーじゃん」
     会話が成立しないので悠仁に助けを求めてみるが、悠仁は肩を竦めただけで、カウンターの端の席を指さして、お店あくまでそこで好きにしてて、と裏へ行ってしまった。
     エミちゃんは騒がしく、ユウちゃん!ケンティーと同伴じゃん!どうなってんの!と悠仁を追いかける。
     あらためて店を見渡して、こぢんまりしたその店の全貌をぐるっと見渡し、七海は目の前からひとつ皿を引っ張ってとり、ガサガサとバゲットを取り出した。

     持ち歩いてすっかり保冷剤のとけてしまっている袋からバターも取り出し、バゲットをちぎって、柔らかくなっているバターになすりつけ、大きな一口で食べる。
    「うまい」
     呟くと、奥から着替えた悠仁が出て来た。
    「今日はコスプレデーじゃないんですか」
    「……コスプレデーは月末だけだよ。……てか、なにしてんの。パンとか食べて。自由だね、ほんと」
    「いりますか。他のもありますよ」
     がさがさと袋のなかからブリオッシュを取って差し出す。
     ひるみながら悠仁はそれをとり、しげしげと眺めて、うまそうなパンだね、と言った。
    「うまいです。わたしがまずいパンを買うと思いますか?」
    「……パン、好きだもんね、ナナミン」
    「パンも好きですが、きみのことも好きです」
    「は……」
    「きみのことが好きなので、会いにきてしまいました」
     悠仁は固まり、ブリオッシュを持つ手に力が入ったのがわかった。ブリオッシュの形が変わる。
    「ケンティーパン食べてんの?ウケる。家かよ」
     明るい声でエミちゃんが奥から出てきてけらけらと笑った。
     悠仁はくる、と七海から向きを変えて視線をそらす。七海は、じっとその横顔をみつめてバゲットをかじった。





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