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    ピザ食べたい

    遊戯王ARC-V ユーリ×夢主♀(顔あり)/FGOカルぐだ♀ジュナオぐだ♀他

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    ピザ食べたい

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    ユーリ→女夢主の話。メリバってやつ?

    #遊戯王
    gameKing
    #遊戯王ARC-V
    yu-gi-ohArc-v
    #ユーリ
    yuri.
    #ユリ女夢主
    #ユリ夢主

    彼と彼女(遊戯王ARC-V ユーリ→女夢主)桜が散り始めたある日。
    誰もいない校舎裏に少年と少女が立っていた。

    「わ、わたし、ユーリくんが好きです!」
    少女の発した声とともに木々が揺れ、桜の花びらが散っていった。
    「へぇ、僕のこと好きなんだ。ありがとう」
    告白された少年・ユーリは笑みを浮かべながら答えた。
    「えっ? えっと……?」
    ユーリの返答に少女は困惑した。
    「なーんてね。僕、キミに興味ないし。そもそも僕と話したことあるっけ?
    ないよね? じゃあ、ついでに他の子達にも言っといてよ。僕の時間を取らせるなってさ」
    「…………」
    「なに、その顔。僕だって嫌だったよ。でもユメの頼みだから仕方なくキミの話を聞いてあげたんだ」
    「ユメ? なんでユメが出てくるの?」
    怒りを含みながら少女は尋ねた。
    「ククッ、アハハハッ。
    いいねぇその顔。あぁ、なんでユメの名前を出したかって?
    だって僕はユメのことがだーいすきだから!
    ユメのお願い事は何でも聞いてあげるし叶えてあげるんだ。
    そうそう、キミの話を聞いてほしいって言った時の不安気なユメ、すっごく可愛いかったんだよ」
    「……知らないの?」
    「は? 何が?」
    ユーリの顔が歪む。
    「……ユメ、彼氏……いるよ」


    「…………」
    「…………」


    ざぁ…と桜の花びらが一気に散っていく。

    「うん、知ってるよ。同じクラスの×××。
    クククッ。キミとユメしか知らないと思った?
    残念でしたー。僕はユメのことならなーんでも知ってるんだから。
    あっ、ちょうどいいや。ユメ、近くにいるんでしょ? 僕もユメに大好きって言いに行こうっと。
    でもその前に―」
    ユーリはデュエルディスクを取り出した。
    「邪魔なキミはカードになってもらうよ」
    「えっ!? な、に―」
    言いかけた少女は一瞬にしてカードとなり地面に落ちた。
    「僕、ユメのことが好きなんだ!
    ……うーん、なんかありきたりでつまらないなぁ。
    僕、ユメがだーいすきっ! 僕らずーっと一緒だよ! うん、これでいこっ。
    フフフッ。今から会いに行くよ、ユメ」
    ユーリが去った後、風が吹き荒れ桜の花びらとともに少女のカードも夕暮れの空へと舞っていった。

    *

    (……×××ちゃん、遅いなぁ。様子見に行こう)
    校舎内で待っていたユメが外廊下へ出ると―


    「やぁ、ユメ。どうかしたの?」
    不敵な笑みを浮かべながらユーリが目の前に現れた(END)

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