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    徒歩22歩

    遊戯王ARC-V ユーリ×夢主♀(顔あり)/FGOカルぐだ♀ジュナオぐだ♀他

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    ピ〇シブであげた作品が300目になりました㊗️
    希望に続くといいなと願ったイフ話。

    #FGO
    #fgo
    #ぐだ子
    stupidChild
    #ぐだ♀
    #カルナ
    #アルジュナオルタ
    arjunaAlterna
    #カルぐだ♀
    #ジュナオぐだ♀

    光瞬く(カルナ×ぐだ子×ジュナオ)―マスター。


    「んー……?」
    声をかけられたぐだ子はうっすらと目を開けた。
    「……えっ? ここは?」
    ぐだ子は辺りを見回す。空には満天の星空、足元は水面が広がっていた。
    「特異点じゃなさそうだけど……マシュ達もいない……」
    恐る恐るぐだ子は前に進む。彼女が歩く度に水面が揺れていく。
    「あのー! 誰かいますかー?」
    ぐだ子の問いかけは満天の星空へと消えていった。
    「…………」
    (……進むしかないか)
    導なき道をぐだ子は進んで行った。



    時計がないためどのくらい歩いたか分からない。
    ぐだ子はただひたすら前へと進む。
    (……何でだろう。お腹が空いたり喉が渇いたと感じない。歩き疲れたも感じない。この空間の影響なのかな?)
    彼女は空を見上げた。
    満天の星空は目を覚ました時と変わらず輝いている。
    星を見ていると赤と蒼の星が急に輝き出し―ぐだ子の前に降り落ちた。
    「わっ!?」
    あまりの眩しさにぐだ子は一瞬目を瞑った。


    「大丈夫ですか、マスター」
    「すまん。こんなに眩しくなるとは思わなかった」


    「……アルジュナオルタ? カルナ?」
    目の前にアルジュナオルタとカルナが立っていた。
    「えぇ。マスターとお会い出来て良かった」
    「あぁ。お前の知っているオレだ」
    「どうしてここに……? あれ、2人とも服装がいつもと違う?」
    カルデアでみる姿ではなく、催事で着る衣装を着ていた。
    「気づいたか。実はオレ達も何故特別な衣装を着ているのか分からないんだ」
    「……マスターならご存知なのでは?」
    「えっ。わ、わたしが?」
    「……はい。この空間はマスターが作ったものです。マスターは私とカルナを呼んで何かお祝いをしたかったのでは?」
    「むっ? そうなのか?」
    「ご、ごめん……わたしもよく分かって…………あ」
    ぐだ子が何かを思い出した。
    「マスター?」
    「大丈夫ですか?」
    「……う、うん。思い出したの。2人にね、ありがとうって言いたかったんだ」
    カルナとオルタが首を傾げる。
    「いつもわたしが忙しくて、2人にちゃんとありがとうって言えないってずっと、ずっと思ってたの。多分それがこうして現れちゃった……かもしれない」
    「……成程。マスターの想いが具現化されたということか。フッ、マスターらしいな」
    「……言葉だけでなく、貴女の想いも私には伝わっています」
    「ほ、ホント?」
    「あぁ、こちらこそいつもありがとう」
    「えぇ。私は貴女と共にあります」
    カルナ、オルタがぐだ子の手をそれぞれ握った。
    (……2人とも手が温かい)
    「心配するな、マスター。オレ達はいつどんな時でもお前の傍にいる」
    「そうです。悲しい時、辛い時、嬉しい時、楽しい時、どんな時でも空を見上げてください。私達が貴女をいつまでも見守っています。ですから―」


    「お前は1人ではない」「貴女は1人ではない」






    「…………はっ!?」
    ぐだ子は目を覚ました。
    「……あれ? ここは……?」
    辺りを見回すと満天の星空ではなく暗い曇り空、砂嵐が吹雪く荒廃した場所だった。
    「…………何だろう、夢を見たような……?」
    つー……と涙が頬を伝わた。
    「えっ? 涙? 何でわたし、泣いてるの?」
    ぐだ子は涙を拭うがどんどん涙が瞳から溢れていく。
    (……分からない。なんで泣いてるの?)
    ぐだ子は空を見上げた。
    空は暗い曇り空が広がっていたが、突然一筋の光がぐだ子に注いだ(終)
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