「おい、凪!ちょっと耳貸せ!」
「ぐぇ…お嬢、苦しい。急にどうしたの?」
「今日、馬狼のやつ誕生日なんだってよ。」
「えー……別に興味なーい。けど、誰から聞いたの?」
「さっき風呂入ってたら馬狼と斬鉄が話してんの聞いた。」
「ふーん……」
「なぁ、ちょっと面白そうだから馬狼のやつ、からかってやろぜ♪」
「えー……しょうがないなー。そんで、なにすんの?」
千切と凪がコソコソと耳打ちして話を終えると、ちょうどそこに入浴を終えた馬狼が部屋に戻ってきた。
「ねぇー、ばろー。今日誕生日なんでしょ?」
「あぁ?それがどうした。クサオに関係ねーだろ。」
「(ムッ)………ばろー、これあげる。誕生日プレゼント」
「オイ!ふざけてんのかクサオ!!なんでこの俺がテメェのびしょ濡れタオルなんざ貰わなきゃなんねーんだ!」
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