休暇任務 2村人たちが作業を一旦やめ休憩する昼の時間帯に、村について聞き込みをする過程で、二人は多くの人々から感謝の言葉を受けた。
既に用水路が復活したということは村中の人が把握しており、それを行ったのが二人であるとも何故か知られていた。
どうやら二人が森から出て用水路を確認していた姿を見ていた村人がいたようだ。二人は見られていたことに警戒をしたが、装備を 『大きなアーツユニットの道具』だと村人が認識しており、武器と思われていないと知り安堵した。
「かなり貰ったわね、帰還したらロドスで配らないと」
感謝の言葉と共に、二人は消費しきれない量の農作物や特産品を渡されていた。
「ロドスならば貰い手には困らないだろう」
エンシオディスが手渡した貰い物を、デーゲンブレヒャーが丁寧にバンに積み込んでいく。帰還する際にどうせまた積むことになるから、と家に置くのではなく先に積み込んでおくことにしていた。またこれからの調査においても特に食料は役に立つと見込んでいる。
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