普段事あるごとに蹴ったり殴ったりビンタしたり重戦車のようなチョップを食らわせてくるのに行為してる最中は優しく頬に触れたり目元に口付けたり頭撫でたり何をするのも手元がいちいち優しくて曽良君のことが何一つわからなくて混乱する芭蕉さんが見たい

「曽良君ってもう一人別な人格があるんじゃないの…？」って聞いたら「何をまたボケたこと言ってんですかはっ倒しますよ」って怒られてヒー！ひっぱたかれる！って身構えてたのに瞼に優しく口付けられるしこんな事(行為)しながら優しく触れてくるのにその割にずっと無表情だしえーんもうこの弟子わけわからーーーーーーーん！！！！！！！！！ってなって欲しい

怠惰な同居人たち　片付けをする人間がいないまま生活をすると部屋が荒れる。
　そんなことをカブルーは同居して7日ほどで気付いた。洗濯済みの衣服や下着がない。シーツが汚れている。バスタオルがない。
　問題はそれだけではなかった。
　床には大小のホコリやゴミが滞留していた。
　トラッシュボックスは中身を凝縮して限界まで入れられているが、限界を超えてティッシュが周囲に散らばっている。当然冷蔵庫の中身は空っぽ。炭酸水とミネラルウォーターしか入っていない。
　買い置きのカロリー補給バーもない。
　何もかもがこの部屋には足りないか、または溢れすぎていた。
「……どうしようかな」
　同居人と分担して片付ける、というのは困難に思えた。ミスルンの生活能力には全く期待できない。自分以上に自活ができない男だ。