無題(後に決めます)思わず二度見した。
いや二度見せざるを得ない状況になっていたの方が正しいと言える。
闇の世界で闇に溶けそうになっていた自らの心をオリジナルの自分に託したレプリカは、オリジナルの中で意思や行動が共有されるようになっていた。キーブレードマスターである失踪中のアクアを捜索に再度闇の世界を訪れている。戦闘は避けられる筈もなく苦戦を強いられ、レプリカの力で強化された闇の力と新しいキーブレードのおかげで何とか凌いでいたが、シャドウを倒しきったその瞬間、その中に紛れていた見たこともないハートレスの攻撃を喰らい今の状況になっている。
オリジナルの心の中にいたレプリカは突如として煙に包まれたオリジナルの身体を不安に思い思念体となり外へと飛び出す。無限の広さを感じていたオリジナルの心の中だが攻撃を喰らったあと急に狭さを感じたからだ。
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