現実パロジャンハン③ 鼻を擦ったあとはジャンの唇がハンジの首筋にキスを落とし始めた。ハンジは天井を凝視しながらどうすることもできずにいた。抗えない。たすけてくれ。拒絶するなら両手でジャンを押せばいいのだ。でもあぁそうなんだよできない。ハンジの腕はわなわなしている。ジャンの温もりを身体が受け入れたがっているのがわかる。なぜなら寂しい女なので。
眼鏡をそっと外される。キスの場所が移動してきて、首筋から今度は目尻の辺りだ。ちゅ、ちゅ、といちいちわざとらしく音をたてているなコイツはけしからんとハンジは思った。
「拒否しないんすね」
ジャンがあざとく耳元で囁いた。見えてないけど多分ニヤリとした顔で。あざとすぎてしぬマジでたすけてくれお前は弟的存在のはずてか私の好きなのはリヴァイのはずと一気にハンジはよくわからない神様のようなものに気持ちを吐露し、祈った。特に助けはこなかった。ジャンが優しい手つきでハンジの前髪を上げ、おでこにキスしたあと、ハンジを見つめ言った。
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