次は、あなたのそばに生まれることが出来ますように。これは、まだ世界が魔法界と呼ばれる前の物語。
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珍しい髪色と美しい容姿から最高神に気に入られて大きくなったら番にされるフィンくん。
気まぐれで天界から降りてみたら子供レインに見つかって道を聞かれる。珍しい自分の同じ髪色のレインに一瞬驚くが、特に気にしないようにして静かに道の方向を指差すとおずおずとお礼を言われてレインは立ち去ろうとしていた。
フィンも立ち去ろうと思ったらレインが足に怪我をしていることに気づく。いつもなら放っておくのに、なぜか治してあげてしまった。「髪色が同じだからかな。」と思いつつ、静かにその場を立ち去ろうとすると、その似た色の目をまん丸にして「きれい、、、」っとレインは呟いた。
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