僕は状況を把握するためにKKと共にアジトにいた。
《KKなのか？》
「久しぶりだな」
予想外の来客にエドはボイスレコーダーを片手に駆け寄ってきた。
「暁人の右手について聞きたいんだが」
《彼の手に何か進展があったのか？》
「はい、右手が動かなくなったことについては前に話しましたが、最近祟り屋に遭遇して」
「祟り屋！？おい何かされなかったか！？」
「話すの忘れてただけだから！」
少し取り乱し、僕の人の肩をつかんだKKは僕の言葉を聞いてホッと息をつく。
「そうだったのか・・・それで？」
「それが右腕だけあの世に持っていかれてるって言われて、僕がKKに会いたいなんて思ったからなの知れないって。あくまで仮説だけど」
エドは深く考え込んだあと、顔を上げて別のボイスレコーダーを再生した。

☆ロナ君の高校卒業と同時にご入籍すると思うんですがね
（そのための手筈をドちゃが整えないはずはないので各所連絡済）
やっと手を出せるってところで緊急連絡が来て
「クッソ！！！」って言いながら出動する話

☆へんな君、絶対入籍のお祝いにアレなグッズを善意でプレゼントしてくるし
「こんなのをあの子に使うわけなかろうが！！」って怒りながら、へんな君に返品するド隊長。
ただしその夜にロナ君が「これはロナルドさん用」ってこっそりと渡されたYES/NO枕のYES面をみえるように抱えながら「・・・使い方、あってるか？」て顔を赤くして聞いてくるから、そのあまりの可愛さに息も絶え絶えになった隊長が「合ってるよ」て押し倒す話。