爆発って日常茶飯事なんですか?その日は仕事から帰り、服も着替えずにくたくたでリビングのソファに横になった。
すぐにウトウトしだして気絶するように意識を手放した──────
鳥の囀る様な声と、温かな陽射しを感じる。
少し下が硬いような気がするけどなんだろう…
まだ覚醒しきっていない頭でぼーっと考える。
すると、人の気配を感じてびっくりして飛び起きた。
「おーい、大丈夫か?生きてるか~…ってうおっ!!」
「!……────天使…?」
「!…うん、まあ…そんなとこかな。ところでお嬢さん、こんなところでお昼寝か?随分お疲れだったんだな」
「──え?えっ…?ここは……私───」
目の前の天使の姿と自分の居たところとは似ても似つかない外国のような風景に混乱する。
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