そんな喧嘩はパピーも食わない。3ジェイミーは柵の外を眺めながら椅子に座り、隣にルークが来るのを静かに待った。
方やルークは、まさか穏やかに話し合いの場が設けられると思わずキョトンとしていたが、理解し椅子へと歩を進めた。
そして大柄なルークからは思いつかないほど、そっと静かに腰かけた。
普段の豪快なファイトスタイルは身を潜め、真剣に話を聴こうという姿勢が見て取れたようだ。
その姿に、ジェイミーはふと笑みを浮かべる。
二人が肩を並べる中どちらからも声を発することなく、ただ風が通りぬける。
しばしの沈黙ののち、先に声を発したのはルークであった。
「今日、トレーニングセンターに来ただろ。デモンストレーションに誘っても乗ってこない、かといって何かをするでもなくただ眺めていて、ホント何しに来たんだよって思ってた。」
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