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    途中からままの想像に任せるょ♡~貴方の頭痛に狙いを定めて佐伯イッテツ💫~

    「よ、星導!おはよ!」
    いつもの教室に入ると同級生の伊波ライが元気に挨拶をしてきた。
    「ライ。おはようございます」
    「あ、そうそう。この前言ってたあのゲーム新作出るんだって!いっしょにやろーよ!」
    いつも明るくて、周りの人たちからも人気のあるライ。ゲームと音楽が好きで軽音楽部にも所属して主にギターを弾いている。
    「ええ、いいですよ。やりましょう」
    自分もゲームは好きだ。よく仲のいい四人でマルチプレイはよくしている
    「ほかの二人も誘って夜やろ!」
    そう言ってライは嬉しそうに話す

    そうしているうちに校内チャイムがなり、一限目が始まった______



    「今日も学校終わった〜」
    「やべー、授業内容全然聞いてなかった…」
    「小柳お前ずっと寝てたぞ」
    ライ、カゲツ、小柳くんの顔馴染みの三人の隣に並んで歩く
    「そうそう、新作のゲームはいつします?」
    「あー!それの話しようと思ったんだ!夜の〇〇……」
    いつもの夕方の、いつもの帰り道でする、いつもの友達との会話。この時間が自分は好きだ
    「じゃあまた夜!」
    そう言ってみんなそれぞれの帰り道につく

    「ただいま」
    そうして家に入り、手を洗う。そして夜の約束の時間まで他のことをして時間を潰す

    「ふー、髪乾かしたし、何しようかな…」
    お風呂も入って、あとは他のみんなを待つだけ
    「…ちょっと仮眠するか…」
    まだ時間もある。やる事もないし、ベットに身体を投げる
    「…………」
    おもむろに瞼を閉じる

    __________ヒ_ろ____
    ______な____ま__


    ____なんだ、これ____

    目の前に広がるのは、惨劇そのものだった
     壊れた建物 地面に転がるあれは、人?

    「______ねぇ、なんで________」
    ひとりの子供が話しかけてきて、口を開いた

      「なんで、助けてくれなかったの?」

    「________あ、ああ!!______」
    がばっ、と身を起こす。汗ばんだ体に服が張り付いて気持ち悪い
    「なん、だ。あれ…夢…?」
    夢にしてはとてもリアルで、はっきりしていた。それに、まるであれは…
    「…自分、は………なにを、してたんだ…?」
    そして、夢の中で一番聞いた、あの言葉

          「ヒーロー」

    この言葉が、鋭い針のように心に突き刺さった



    「あ、星導!なんで昨日連絡してくれてなかったの!?」
    「珍しいなぁ、お前が連絡無しに飛ぶの」
    「ごめんなさい、昨日、お風呂に入ってそのまま寝てしまって……」
    「疲れでも溜まってんのか?」
    「はい…おそらく、そうかと…とにかく、昨日は本当にすみませんでした」
    昨日の出来事について謝罪をしなければ
    「いいよいいよ。気にしないで」
    「きっと星導も疲れとったんよ。」

    優しい友達に囲まれていることを改めて実感できた。その事実だけでとても心が温まる

    「具合は大丈夫?何かあったらすぐに言ってね」
    「はい、ありがとうございます」

    そうしてまた1日が始まった


    ______最近見る夢は、嫌な夢ばかりだ

     「____お母さん、どこ、おかあさん__」
    「あの子がまだ____一体どこに____」

    助けを呼ぶ声。痛みに悶え、苦しむ人の声。そして、叫び声。決して聞いていて気持ちのいいものではなかった。むしろ、聞きなれない声ばかりを聞いて、精神が参ってしまいそうだった

    「一体、なにが、どうなって……夢なら早く覚めて…はやく、はやく…!!」

    もう、嫌だ。どうしてこんな夢ばかり。
    人の死体なんて見たくない、声も聞きたくない。耳を塞いでも、目を閉じてもずっと聞こえる声、声、声

    「ね  ぇ  」
    誰かが自分を呼ぶ声。

     『 ねぇ  』
    ハッキリと、聞こえる声

    いやだ、もう、その言葉は、聞きたくない

      『たすけて____ヒー____』

    「______!!」
    また、あの言葉を聞く前に、反射的に身体が飛び起きた
    「____はぁッ、はあ、はぁ……」
    この夢を見る回数を重ねるごとに、起きた後の疲労度が半端ではない。汗は滝のように流れ、呼吸も苦しくなってきている

    「……だれか……」
    そう、ポツリと呟くことしか、出来なかった

    夢のせいでなかなか眠ることが出来ず、学校に行くのも辛くなっていた
    「顔色悪いぞ星導。なにかあったんか?」
    「あ、そう、ですか…実は、あんまり眠れていなくて…」
    「ほんとか?早退したほうがええんとちゃう?」
    「そうですねぇ…」
    カゲツが心配して話しかけてきてくれたが、正直なところ、全くと言っていいほど大丈夫ではなかった
    「星導、ほら。これあげるよ」
    そう言ってライが栄養価の高い食材や、消化の良いゼリーが入った袋を渡してきた
    「お前が倒れて困るのはこっちなんだわ。体調管理もできねぇのか?」
    嫌味ったらしく聞こえるが本心は心配しているのがバレバレな小柳くん
    「今日は早く休みな?あと、体調悪くなったらすぐに言ってね。保健室まで連れてくからさ」
    「はい…ありがとうございます」

    そう、返事をするので精一杯だった

    「星導、帰り道星導1人の時怖いからさ、家まで送ってくよ」
    帰りの時間になるとみんながそう口を開いた

    「いえ、そんな……」
    「いーからいーから。ほら、行こ!」
    こうして家までの行路を4人で行くことになった

    「でさ、これが…○○で……」
    「そないなことあったんか…」
    ライとカゲツの話している声
    「…」
    隣で何も言わずに、たまに俺の方をチラチラ見ながら歩く小柳くん
    そして、眠くて死にそうな自分

    「…ん?」
    何やら見かけない顔の人が1人。こっちに向かって歩いてきた
    黒い、外側に跳ねた髪の毛の男性
    その人とすれ違う時ハッキリと、その顔を見た

    ____ツン、と鼻をつんざく煙草の匂い

     「______ッ"!?____」
     すると、いままでに感じたことのない頭痛。立っているのもやっとで、足元がふらつく

     いたい、あたまが、いたい

    「星導!?」 「おい、どうした!!」
    みんなが慌てて駆け寄る
    「ぃ"、う、ぅ、……ッ…"、」
    みんなの声が遠のいていく
    「____べ、ほ__る__」
    「________べ____!」

    今まで感じたことのない激痛。それはあまりにも耐え難いことで、自分の身体はその処理に追いつかずに、そのまま意識を手放した

    『にゃ~ん』

    意識を手放す寸前、わずかに、猫の鳴き声が聞こえた気がした____________

    気がつくと、自分の部屋のベットの上だった。机の上には、あの3人が残したであろうメモと、冷め切ってしまった料理が並んでいた

    「…どのくらい、寝てたんだろう…」
    帰っている時はまだ明るかったのに、窓の外を見るともうすでに陽は落ちて真っ暗だ

    「…あたま、まだ痛いな…」
    そう言って頭に手を当てる
    すると、何か粉のようなものがパラ、と落ちる

    「…ん……?」
    気のせいか?と思い、また触る

    すると今度は小さな粉が、だんだんと形を成したカケラに変わり、ぽろぽろと落ちていく

    「なんだ、これ…!?」
    なにか、悪い病気にでもかかったのか?

    焦りばかりが募っていく

    「__________!」
    ばっ、と顔をあげる。すると、机の上に置かれた小さな鏡に、自分の顔が映る

    「おれの、かお……どう、なってるの……?」

    皮膚が崩れ、顔が割れてしまっている。割れた皮膚の裏側には、まるで宇宙のような光景が広がっている

    「どう、して。なに、これ、、、、」

    理解が追いつかない。頭がパンクしそうだ

            (ニャーン)

    猫の鳴き声

    またプツン。と、意識が途切れた______



    ここは、どこなんだろうか______

    まわりに満点に広がる星空、そしてあれは、月?じゃあ、自分はいま、ほんとうの宇宙にでもいるんだろうか…

    「……あ…」
    ふと気がつくと、人が立っている。見た感じは身長が高くて、スラっとしている

    でも、なにかがおかしい
    「……俺…?」
    そう、自分にそっくりなのだ。いや、そっくりとかではない、同じ、か…?
    でも、よく見てみると顔の半分は割れ、髪の毛も、人間のような髪をしていない。まるで蛸の足のように、ぬるぬると動いている

    そして、果たして人と呼べるであろう人物は、ゆっくりと口を開いた

    「こんにちは」
    普通に話していることに驚いているのもあるが、今起きてる現状が全く理解できない
    「ああ、ごめんなさい。急に話しかけられても困りますね。そりゃそうですよね。こんなわけわかんない所に自分そっくりの人がいるんですから」

    「あ、あなたは………」
    パンクしそうな頭と、こわばって言葉が出ない口から唯一発せられる言葉としては、これが限界だった

    「俺は貴方です」
    「…え…?」
    余計に意味が分からない

    「ああ、でもちょっと違うかな。俺は、貴方の中にある別の記憶の貴方です」

    「ちょ、待って、何を言ってるのかさっぱり分からな……」
    「じゃあ実際に見てみますか?」

    ここから先はママの性癖ゾーンなのでお好きに





















     











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