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    くろん

    @NKGJER

    サン星サン沼にずぶってる20↑

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    くろん

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    サンポが星ちゃんを甘やかすだけのサン星。ひたすら平和でいちゃいちゃしてる話が書きたくなったので

    #サン星

    エンドレス甘やかしループ すり、と星が隣に腰掛けるサンポの胸の辺りに擦り寄ってきた。
    「おや、今日はずいぶんと甘えたさんみたいですね?」
     くすりと笑われて、星は頭をぐりぐりと押し付けるようにして宣言する。
    「そう、今すごく甘えたい気分なの。甘やかして」
    「仰せのままに、お得意様」
     サンポの器用な指が星の髪を掬い上げ、そのまま中に潜り込んで頭を優しく撫でた。ほのかな体温と甘やかな感触に、星の口元が知らず弛む。
    「それで、見返りに僕は何をいただけるので?」
     本気でそんな物を要求しているわけではない。単なる言葉遊びだ。星もそれが分かっているから柔らかな雰囲気のままでいる。
    「んー……今度サンポが甘えたくなった時は私が甘やかしてあげる、でどう?」
    「それはそれは、お釣りを払わなくてはいけなくなりますね」
    「そしたらまたこうしてくれればいいよ。で、お釣りのお釣りに私がまた甘やかす」
    「一生終わりそうにないですねぇ」
    「終わりそうにないねぇ」
     じいさんばあさんになっても同じ事をしているところを想像して、二人して笑った。
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    くろん

    DONE余裕ある大人の態度で星ちゃんを口説くサンポとばっちり口説き落とされる星ちゃんとその後の逆転劇と星ちゃんの独占欲の話
    かわいいあんたは私だけのもの 未だに時折何かの間違いか、そうでなければ夢か何かかと思ってしまうが、私は今、サンポといわゆる「お付き合い」というものをしている。
     サンポから好きです付き合ってくださいという申し出を、少しばかり遠回しな言い方で受けた時、私が真っ先に感じたのは困惑だった。
     私には「好き」というものが分からなかったから。
     私の知っている好きとは星穹列車の仲間や開拓の旅で出会った人たちに向くものであり、それはきっとサンポの言う好きとは違うものだろう。私は彼らと恋人のように接したいとは思わない。
     イエスノーの返事の代わりに正直にそう打ち明ければ、サンポは「ならお試しで付き合うのはいかがです?」と言った。
    「お試し?」
    「ええ。僕だって始めから都合よく両思いになれるだなんて思っていません。まずは付き合ってみて、僕を好きになれるかどうか試してほしいんです。じっくり考えていただいて構いませんよ? こう見えて気は長い方ですから――ああもちろん、お試しの間は一切手を出したりはしません、誓って」
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