ottotto503☆quiet followDONEはつこい 無印ED後? ##クラティ 何事もなかったかのように服を纏い直して、何事もなかったかのように呼吸を整える。月さえどこかに隠れた真夜中、ひっそり元通りの姿に戻っていく私の様子を、彼は服も纏わずベッドに腰掛け黙ったまま見つめている。ここで眠ってもいい? 朝まで一緒にいたいの。一緒に過ごしていたこと、ばれてしまっていいんだよ。悪いことは何もしていないのだから。頭の中で暴れ、駄々をこねる本音に蓋をして、元に戻った私は彼を振り返る。彼は「戻る準備」のできた私を、私とおんなじ作り笑顔で出見送る。「……じゃあ戻るね」「…ああ」引き止めて。せめてもう少しだけ一緒にいようよ。お日様が目を覚ます前には戻るから、それまで隣でまどろみを感じさせて。かちこちの笑顔を構成するわがまま。戻ると言いつつ部屋の出口を振り返れないことが、その強さを物語る。彼の目を見る。彼は私の目を見てる。言葉で表現するのが下手な私たちは、視線で気持ちをやり取りする。受け取る気持ちが、受け取る想いが、正しいのかどうかもわからないまま。このままだと本当に、時間が止まって動かない。お月様も眠れないし、太陽は朝を連れてこれない。小さなため息と一緒に、観念して彼に背中を向ける。簡単なこと。おやすみという一言を、ベッドの中で言うか扉の側で言うかだけ。むけてくれる笑顔は一緒。かけてくれる声色も一緒。そこにあたたかく大きな掌の温度がないだけ。たくさん私に触れてくれた、たくさん私を愛してくれた、細くて硬い指の感触がこの肌の上にないだけ。「……ティファ」振り返ってはだめ、振り出しに戻ってしまう。切なく呼ばれた名前、頭がそう制止する前に体は勝手に振り返る。私が振り返ったことを確認したクラウドが立ち上がる。その顔にもう嘘の笑顔はない。代わりにあるのは、私を見る苦しそうな表情。ぐいと強引に腕を引かれる。それをずっと待っていた体は、抗うことなくそのまま彼に身を預ける。我慢がはちきれたように強い私を抱き寄せる腕の力。吸い込まれてもう離れたくなくなるような、私と違う熱い体温。「…ティファ、ごめん」「……、」「………行くな」脆く強い本音が、私の耳元で小さく溢される。その広く硬い背中に腕をまわして私も小さくごめんと呟く。何に謝っているのか、何を謝られているかがわかるのはきっと、私たち二人だけ。制御すべきかどうか、私たちはまだ決められずにいた。大声で聞こえる我儘を。あの日から止まらない、暴走する感情を。#はつこいTap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow ottotto503MAIKINGクラティ 天望荘現代パロディ 同棲一週間前 書きたいところだけ 3 ottotto503DONE「新技」をめぐるはなし R15 2 ottotto503DONEはつこい 無印ED後?何事もなかったかのように服を纏い直して、何事もなかったかのように呼吸を整える。月さえどこかに隠れた真夜中、ひっそり元通りの姿に戻っていく私の様子を、彼は服も纏わずベッドに腰掛け黙ったまま見つめている。ここで眠ってもいい? 朝まで一緒にいたいの。一緒に過ごしていたこと、ばれてしまっていいんだよ。悪いことは何もしていないのだから。頭の中で暴れ、駄々をこねる本音に蓋をして、元に戻った私は彼を振り返る。彼は「戻る準備」のできた私を、私とおんなじ作り笑顔で出見送る。「……じゃあ戻るね」「…ああ」引き止めて。せめてもう少しだけ一緒にいようよ。お日様が目を覚ます前には戻るから、それまで隣でまどろみを感じさせて。かちこちの笑顔を構成するわがまま。戻ると言いつつ部屋の出口を振り返れないことが、その強さを物語る。彼の目を見る。彼は私の目を見てる。言葉で表現するのが下手な私たちは、視線で気持ちをやり取りする。受け取る気持ちが、受け取る想いが、正しいのかどうかもわからないまま。このままだと本当に、時間が止まって動かない。お月様も眠れないし、太陽は朝を連れてこれない。小さなため息と 1050 ottotto503DONEゆらゆら (少し大人 暗め? AC前?)「…ちゃんと、ご褒美に……なってる?」ちょっと冗談を交えて聞いてみると、クラウドは私を不思議なものを見るような目で見て、きょとんとした。「…ご褒美?」それからわざとらしくため息をつき、乱れたこの黒髪を一束すくって口付ける。暗闇の中でゆらりと光る美しい瞳が、そんなことを聞かないでと私に語る。「……ご褒美なんてものに収まるほど、ティファは安くない」冗談さえ通じない、クラウドの真剣でまっすぐな想い。私の頬をすっぽり覆う、汗ばんだ熱い掌。大切なんだよ、忘れないで。身体中にくれるキスを受け止めながら、私はゆったり目を閉じる。どうかずっと、思い出させて。ここで私を離さないで。#ゆらゆら 303 ottotto503DONEoriginのつづき 254 ottotto503DONEOrigin(会話文)@フリート 537 recommended works りょこMOURNING公式しょた化最高か… HariDONE完成したーっ! 2 ゆきひらDONEまだ塗りメインに描いてる感あるね…甘さが足りない…精進します😟 ゆきひらDOODLEお題「ティファに名前を呼ばれただけで満たされるクラウド」だったはず…画質荒くなっちゃっちゃいました…🙄でも1コマめのクラウドは気に入っている。 gogochi55DONEクラティウィーク fanartPAST🐈🐈vsクラウド(3戦目) 5 Mrs.🐝PAST 2 Mrs.🐝PAST2022.5 8 niimo36093551DONE