ALL クラティ 遊び そのた エドウィン ottotto503MAIKINGクラティ 天望荘現代パロディ 同棲一週間前 書きたいところだけ 3 ottotto503DONE「新技」をめぐるはなし R15 2 ottotto503DONEはつこい 無印ED後?何事もなかったかのように服を纏い直して、何事もなかったかのように呼吸を整える。月さえどこかに隠れた真夜中、ひっそり元通りの姿に戻っていく私の様子を、彼は服も纏わずベッドに腰掛け黙ったまま見つめている。ここで眠ってもいい? 朝まで一緒にいたいの。一緒に過ごしていたこと、ばれてしまっていいんだよ。悪いことは何もしていないのだから。頭の中で暴れ、駄々をこねる本音に蓋をして、元に戻った私は彼を振り返る。彼は「戻る準備」のできた私を、私とおんなじ作り笑顔で出見送る。「……じゃあ戻るね」「…ああ」引き止めて。せめてもう少しだけ一緒にいようよ。お日様が目を覚ます前には戻るから、それまで隣でまどろみを感じさせて。かちこちの笑顔を構成するわがまま。戻ると言いつつ部屋の出口を振り返れないことが、その強さを物語る。彼の目を見る。彼は私の目を見てる。言葉で表現するのが下手な私たちは、視線で気持ちをやり取りする。受け取る気持ちが、受け取る想いが、正しいのかどうかもわからないまま。このままだと本当に、時間が止まって動かない。お月様も眠れないし、太陽は朝を連れてこれない。小さなため息と 1050 ottotto503DONEゆらゆら (少し大人 暗め? AC前?)「…ちゃんと、ご褒美に……なってる?」ちょっと冗談を交えて聞いてみると、クラウドは私を不思議なものを見るような目で見て、きょとんとした。「…ご褒美?」それからわざとらしくため息をつき、乱れたこの黒髪を一束すくって口付ける。暗闇の中でゆらりと光る美しい瞳が、そんなことを聞かないでと私に語る。「……ご褒美なんてものに収まるほど、ティファは安くない」冗談さえ通じない、クラウドの真剣でまっすぐな想い。私の頬をすっぽり覆う、汗ばんだ熱い掌。大切なんだよ、忘れないで。身体中にくれるキスを受け止めながら、私はゆったり目を閉じる。どうかずっと、思い出させて。ここで私を離さないで。#ゆらゆら 303 ottotto503DONEoriginのつづき 254 ottotto503DONEOrigin(会話文)@フリート 537 ottotto503TRAININGことばあそびまとめ 5〜 5 ottotto503TRAININGことばあそびまとめ 1〜4月 7 ottotto503BLANKクラティ がぶり 90 ottotto503DONEクラティ ひとめぼれ忙しいというのに、朝、鏡越しに見えた彼につい一目惚れしてしまった。無表情、鏡の中の彼自身を見つめる青い瞳は、誰かを見るための目でも私を見るための目でもない。他人を意識することなく自分自身だけを見つめながら身なりを整える姿は、普段と何かが違うわけでもないのに新鮮に感じた。「……」つい口を小さく開けて、彼の後ろで立ちすくむ。歯磨きをしようと思っていた。ベッドから出たタイミングが一緒だったから、洗面台争いになるのはよくあること。だけど基本的にクラウドはすぐ私にその場を譲るから、なかなか髪のセット中にで食わすことはない。「…あ」そんなことを思っているうちに、案の定彼が背後にいる私に気づく。鏡越しに目が合う。彼の雰囲気が変わる。私はつい……目を逸らす。「悪い、使うか」「う、ううん、大丈夫!あとでいいや」ほんとはちょっと急いでる。鏡の中の彼に恋をするまで、冗談を織り交ぜ、彼に場所の交代をお願いする予定ではあった。すっかり身だしなみを整えたクラウドが私を振り返って首を傾げる。ふしぎ。鏡の中から王子様でも飛び出してきたみたい。「……」「ティファ?」「…へ?」「ま 718 ottotto503MAIKINGクラティ よしよし「だいじょうぶよ」自分よりずっと細い腕に抱きしめられて、自分よりずっと柔らかく脆い肌に包まれる。少し力を込めれば簡単に壊れてしまいそうなうつくしい存在に、すべてを預けて呼吸する。細く白い指が、髪にふれたあと、子守唄でも歌うようにそのまま頭をゆるりと撫でる。ねむってもいい、安心してもいいと指先から伝わる想いを受け止めながら、あたたかい胸の中、目を細める。「だいじょうぶ」自然な呼吸を繰り返せるようになった俺の額に、キスが落とされる。導かれるままに顔をあげると、今度はそれが唇に重なった。 251 ottotto503BLANKクラティ そういうこと 41 ottotto503MAIKINGBotWリンゼル酷く美しい夢の中にいるような感覚だ。息を吸えば、新鮮な空気が喉の奥を通り抜ける。空を見上げれば、見つめ続けられぬほどの光がこの世界を照らしている。水は透き通り、草木は青く茂る。雨がふり、雪が積もり、そしてまた太陽が恵みを与える。百年前の私は、この素晴らしさを知っていただろうか。「あ」同じ場所なのに、同じではない草原を歩く。以前はなかった花々や、生き物たちを見つけては、ついつい感動し、口に出してしまう。「リンクこれ!見てください。この子こんなところに成っています」私が呼び止める度に、リンクは微笑んでこっちに来てくれる。以前もこうして話を聞いていてくれたけれど、どことなく昔よりも楽しそうなのは気のせいだろうか。「ああ、これ」私が目を止めたのは、寒い雪山の近くによく自生しているのを見かける実。一つ、小さなその実をリンクは器用に摘み取る。「ポカポカ草の実だ」「え!」「正解ですか?」「正解です。すごいわリンク、すっかり詳しくなってる」「へへへ…」嬉しそうに笑うリンクを、私はまだ、珍しいものを見るような目で見つめてしまう。未だに慣 1499 ottotto503DONEクラティ ふくがない じご 652 ottotto503DONEクラティ キスがすき 1254 ottotto503MAIKINGクラティ うしろから 299 ottotto503MAIKINGクラティ たぶん「おおぞらで鍵をなくした」の続きを書こうとしていた一日中横たわり続けているベッドの中に溶けてしまったような、心地よい気だるさ。夢か現実かの区別もつかないような、ふわふわした感覚の波に漂いながら、ふと窓から差し込む夕日のオレンジ色が綺麗だなあと思った。綺麗だなあ、ということに気づいたということは、今の今まで知らない間にまた意識を手放していたんだろう。最後に見た空の色は真っ青で、夕暮れまでもう少しありそうだって思ったことを、確かに覚えているから。(……からだ…おもい……) 216 ottotto503MAIKINGクラティ 帰還2急に、今から帰るなんて言ったらティファは困るだろうか。電話を掛けたあとに遅れてやってきた懸念は、その電話を取ってくれたティファ本人にかき消された。『え! これから帰ってこれるの?』電話の向こう声は、声の持ち主が明るい気持ちであることを教えてくれる。その、夜という時間に見合わない明るさは、仕事で疲れた体に染みわたった。本当に偶然だった。別々に依頼が来ていた届け先の二人が、偶然同じ飲み屋で酒を飲み交わしていたのは。一人は今日、そしてもう一人は本来明日もっと遠出をして届けなければいけない相手だった。どうやら、たまたま知り合い同士だった二人が、久しぶりに飲んでいたところに遭遇した…ということらしい。自分たちは運がいいだの、自分たちは幼少期から同じ場所で育ってきた仲だの、正直俺にとってはどうでもいいその二人の話を流しながら、荷物を渡す。サインを受け取りながら適当に頷く。俺の意識はもうすでに仕事にはない。本当は今晩そのへんの宿を取らなければならなかった依頼が全てこの段階で終わった。それはつまり、今日このまま帰宅してもいいということ。……今日はもう会えないと思っていた人 585 ottotto503MAIKINGクラティ 帰還家に着いたとき、店のキッチンに灯りが点っているのが見えた。フェンリルを留め、時刻を確認する。もう夜中の二時だ。こんな時間に灯りがついているのは珍しい…というより、滅多にないことだった。最近は深夜に帰ってくることが多く、灯りのない家の光景のほうが馴染んでしまっているぐらいだったから不思議な気持ちになる。灯りというのは点っているだけで心を穏やかにさせる。大方電気の消し忘れだろうなと思いながら、一人ため息をつく。さすがのティファもこんな時間まで起きて待っていることはない。待っていたら問題だ。 248 ottotto503MAIKINGエドウィン R18になろうとしていたけど何も起こらなかったし会話すらない 289 ottotto503MAIKINGエドウィン R15になりかけている 241 ottotto503MAIKINGエドウィン ラッシュバレーちょっとひっくり返ったような声が出たのは、日が暮れそうなラッシュバレーでの出来事だった。ふぇ、と、なんとも間抜けな声をだしたあたし。そのあたしを見て笑うパニーニャ。「あはははは、何その顔!」「だだだ、だって!」「何?やっぱり久しぶりなの?」「久しぶりも何も、1ヶ月音信不通だったのよあいつ!」「なーんだ、いつものことじゃん」「いつものことでもダメなものはダメ!」あたしが変な顔をしているのも無理はないと思う。パニーニャの言う通り、いつもの通り散歩に出かけるように旅立ったエドが、今しがたここに寄ったというのだ。生憎、あたしはその時買い出しでラッシュバレーをうろうろしている最中だった。…決して最新モデルがあったから寄り道をしていたなんてことはない、決して。しかも繰り返すけど1ヶ月音信不通。あのね、いくらあたしが寛大な女の子だって言っても許せることと許せないことが…(って、今そんなことを言っている場合じゃない)何はともあれ、帰ってきたんだ。無事に帰ってきたんだ。「どーせウィンリィ、寄り道してたんでしょ?」「…。…で、エド待とうとしなかったの?」「うん、な 1218 ottotto503BLANKティファ?人一倍、恋をすることに憧れがあったはずなのに、私はまともにそれを経験しないまま大人になった。いつだって憧れていた。困ったときは駆けつけてくれて、悲しいときはそばにいてくれるひとの存在に。その「誰か」はきっととても優しくて、微笑むのが上手なひと。その「誰か」はきっと頼り甲斐があって、私の不安も想いも全部抱きしめてくれるひと。少女だった私は、繰り返し繰り返し夢をみた。その「誰か」がいつか、私を迎えにきてくれることを。だけど…大人になった私は、いつの間にかそれを単なる「夢」にすり替えていた。頭のどこかで、現実には起こりえないことなんだと…考えている自分がいつも、いた。 296 ottotto503MAIKINGエドウィン あくむアルから、エドは頻繁に夜中うなされているっていう話を、聞いていた。あたしもその現場を見たことがないわけではないし、エドが悪夢を見ていることくらい安易に想像できた。だって、見ないわけがない。「……」午前1時。あたしは隣ですうすう寝息を立てるエドを見つめている。眠気がなかなかあたしを襲わないこともあって、見放題である。この人はほんと、よくもまあこんな無防備に寝れるものだ。 191 ottotto503MAIKINGクラティ あくむ自分が酷く汗をかいていることに違和感を感じて、目が覚めた。眠っていたはずなのに、まるで激しい運動でもしたかのような呼吸の乱れ。今の今まで、息をするのを忘れていたように、肺が酸素を求めて運動を繰り返す。悪夢にうなされていたことなんて、思い出さなくても、考えなくてもわかった。ふう、と、大きく息をつく。内容をはっきりと覚えていないのが、不幸中の幸いかもしれない。忘れた頃に、いや、考えないように努めていた頃に、それは俺に忍び寄る。まるで体の中に、頭の中に、別の生き物が住んでいるかのような感覚。確実にあの時、あの頃から起こり始めた違和感。声がする。こっちに来いと呼んでいる。遠い場所から、時にすぐそばから。 夢から目覚めたということは、おそらく今夜もそれに打ち勝ったんだろう。だが、意識の上で克服してもそれが体から消滅することはない。きっと最期を迎えるまで、この「別の生き物」は俺の中に生き続ける。「……」額の汗を拭ってから、ゆっくり、物音を立てないように体を起こす。ベッドのスプリングが無機質に鳴る。身体中が酷い倦怠感に襲われていて、これでは眠っている 2026 ottotto503MAIKINGエドウィン おくさま「奥様はこちらでお待ちください」思わず、変な声がでた。その変な声のまま返事をしてしまったから、受付のお姉さんはきっと、不思議に思っただろう。冷静を装いながら、指示された通り受付近くの青い革張りのソファーに腰掛ける。なんとなく、おしとやかに振る舞って。なんとなく、何事もなかったかのような顔をキープして。(奥様、だって) 167 ottotto503MAIKINGエドウィン 帰ってきた日「おうウィンリィ悪い、壊れた」エドとアルの旅が終わってから、初めてのことだった。エドが盛大に機械鎧を破壊して戻ってきたのは。「何がどうなったらこの平和な世の中でこんなことになるのよー!!」あたしが発した「おかえり」の次の言葉がこれだった。今振り返れば、まずエドの体の心配をしてあげるべきだったかもしれない…いや、でも壊したエドが悪い。そのあとはいつも通りの喧嘩。帰ってきてそうそう何をしてるんだと自分でも呆れてしまうけれど、これは「初めて」ではなく、あたしたちのいつものパターン。 254 ottotto503MAIKINGエドウィン 酔ってる火照ったほっぺたに当たる、ちょっぴり冷たい夜風が気持ちいい。だけどその反面、どうかこの心のポカポカを、まだ冷やさないでと思ってしまう。あたしはともかく、隣にいる人はちょっとやそっとの風で無自覚に我にかえってしまいそうだから。恋人つなぎをしている方の手の温度だけが上っていく。きっと違うはずの二人の体の温度が混ざり合っていく。目の前がぼやぼやするのは、いつもより多くお酒を飲んでしまったから。隣の人の表情が柔らかいのは、そんなあたしよりも多くお酒を飲んでいたから。二人ともまっすぐ歩けなくて、30歩に一度ぐらい、お互いにぶつかる。よろけるけれど、しっかり手を握っているから大丈夫。こっちを見て欲しくて見上げれば、エドもあたしを見る。えへへと笑えば、いつものように照れてそっぽを向くこともなく、嬉しそうにちょっとだけ微笑んでくれる。「酔ってんなあ」「えへへへ〜…エドも鼻の頭赤いよ」「寒いからだこれは」このこの〜、なんて言いながらエドの鼻の頭をつんつんと突く。鬱陶しそうな顔をしながらも、エドはあたしの手を離さないし、見捨てない。ねえ、どこに行こうか。 494 ottotto503MAIKINGエドウィン 出発の日「うーん…今までみたいにはいかないよね…」ほとんど独り言のつもりで呟いた言葉たちは、しっかりエドに拾ってもらえた。怪訝な目で見つめられているのを気にしないふりをして、髪をとく。うん、今日の髪はいい調子。「…どの意味での?」…しっかり痛いところをついてくるのがエドである。こいつには女の子の気持ちを読み取る機能が完全に欠落してるから、気を効かせて聞かなかったふりなんてできない。わかってるのに呟いちゃうあたしもあたしだけど。「…エドには関係ない意味での」「嘘つけ」「…なんであんたってたまに、そんなに自信満々なの」「何年お前と一緒だと思ってんだよ、ばか」あたしが鏡越しにしかエドと話ができないのは、エドがまだ半裸だからである。何のあとかなんて聞かないでください。ちなみに今は朝です。エドのからだなんて、それこそもう何年も見てきた。だけど、これもまた「今まで通り」にはいかないのである。今までみたいに、なんにも気にせずエドを見たりすることはできないのである。「…荷造りはもう終わったの?」「あ?…ああ、まあほとんど」「どうせまた、出発直前にあれが 1550 1