鼻血出した夏目 夏目が倒れたと聞いて、保健室へ向かった。
体育の授業中にド派手に転んでそのまま起き上がって来なかったらしく、心配というよりは面白がって噂するクラスメイトたちのおかげでこの話がすぐ耳に入った。
妖のせいなのか。それとも、最近悩まされているあの症状のせいなのか。
倒れた理由に心当たりがいくつかあり考え事をしていたせいか保健室にはすぐ着いた。
扉を開けると、保健室の先生がびっくりした顔で振り返りその視線とぶつかる。
「友達が倒れたって、聞いて」
今更だが、俺が来てどうにかなることだっただろうか。
予鈴がなり、廊下にはほとんど生徒がいなくなっていた。授業も始まるというのに、おれはそれらを無視してここに居る。
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