合コンに行ったかもしれないレ「レイジくん!」
「ああ、貴女は……」
「突然話しかけちゃってごめんね!こんなことを突然レイジくんにお願いするのは失礼かもしれないけど…」
「……?なんでしょうか」
「その……今日の放課後、合コンに来てくれないかな…!」
「合コン……?私が、ですか…?」
「レイジくんのこと、気になってる女の子たくさんいて……まあ合コンっていうか、みんなこの学園の同学年の人だし、言ってみれば交流会みたいなものなんだけど…!」
「………」
「あっ、気に障ったならごめんね!?嫌だったら全然断ってくれて大丈夫だから!」
(合コン……男女が出会いを目的として一堂に会し、互いに媚びへつらう、実に生産性のない無意味な行為…
しかし、私に興味を持つ人間……薬品の実験体として申し分ないのでは…?
それに、飽きたら血をいただくこともできますしね……ここはひとつ)
「分かりました、参加させていただきます」
「そうだよね、やっぱり行かな……えっ!?い、今、参加するって言った!?」
「ええ、何か問題でも?」
「い、いや、まさか来てくれるとは思わなくて…!ありがとう!」
「いえ…」
「…あ、それじゃ、放課後に図書室の前に来てもらって良いかな?詳しい話はまた後で!」
「分かりました、ではまた」
(合コン…実に低俗な響きですが…)
「精々、良いサンプルでも取らせていただきましょうか」