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    kasaku

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    kasaku

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    久しぶりの作文😭尻叩き進捗報告😭こっから始まるアホエロの予定、誕生日プレゼントは俺ですって言うホの誘い受けえっち話😭ヒ暇世、円満離婚済み、ホは羽根なし会長で炎はなんとか腕あり隠居爺。付き合ってる炎ホ😭ホが炎ピ好きすぎて思想が強い。

    誕生日プレゼントは俺ですってやつ「炎司さん今年の誕生日は何が欲しいですか?」
     別に忘れていたわけではなかった。ただちょっとだけタイミングが悪く時期的に忙しくて、例年よりも準備が遅れただけなのだ。肝心の誕生日は二日後に控えていてまだ来てないし、悪気なんて一切ない。それでも、俺の愛しい恋人は面白くなさそうに唇を尖らせて腕を組む。
    「ねー、炎司さん、怒んないで」
    「……怒っているわけではない」
    「そうですか?その割にはかっこいいお顔がムッ!ってしてますよ」
     俺が炎司さんの真似をして唇を尖らせ眉根を寄せて腕を組めば、目の前の本人の口から長いため息がこぼれ出た。見上げるような形でじっと目を見つめると、何か考えるような顔をしたあと俺を見るきれいな青い瞳が揺れて、きゅっと結んでいた口が気まずそうに開かれる。
    「もう祝われる歳でもない」
     俺に誕生日を忘れられてると思ったから不機嫌な顔をしていたわけではないらしい。それにしたってこん人は、本当に何も分かっていない。年齢が何歳になろうが好きな人の生まれた日は盛大にお祝いしたいし世界に感謝したい。そもそも俺は炎司さんの誕生日が国民の祝日になっていないことにいまだ納得していないのだ。炎司さんは太陽であり、その瞳は広い空と深い海を表す。もはや地球の誕生と言っても過言では無いのに。そのくらいめでたい日なのに。
    「だから、お前も気を遣うな」
     頭の中で一気に溢れた思想の強いオタクの長文お気持ち表明をどこまで伝えるか考えているこの一瞬で、炎司さんは申し訳なさそうな気まずい顔のままそう言って、それからぷいっと背中を向けてどこかへ行ってしまった。
     その場に取り残された俺はというと、特に誕生日プレゼントに希望がないなら勝手に選んで渡そうと思い、スマホの検索エンジンを開いて『恋人 誕生日プレゼント』で検索。次々とサジェストされるプレゼント候補を、俺の心の中に住むイマジナリー炎司さんに「これはどうですか?」と問いかけては、渡した時のことを想像して笑顔になった。

     その二日後。炎司さんの誕生日当日。日付が変わった瞬間お祝いのメッセージと某有名アイスクリーム屋さんのLI〇Eギフトを送った。俺の隣で寝ている炎司さんの体を挟んで向こう側からスマホが震える音がして、今年も一番に祝えた事の喜びを噛み締めたあと、夜の誕生日本番に向けて俺も目を閉じた。
     朝がきてアラームが鳴るより早く目が覚める。スマホで時間を確認して、先に起きたらしい恋人が抜け出して冷たくなった布団をあとに洗面所へ向かう。
     歯を磨いて伸びるのが遅い髭を整えて顔を洗って、化粧水と乳液をビタビタ塗るだけの適当なスキンケアを終えて部屋に戻る。部屋着から仕事着のスーツに着替えて随分前に炎司さんからもらったごつい腕時計を左手首にはめてからキッチンへ行くと、そこにはいつもと変わらず朝ごはんの用意をしてくれている俺のいちばん好きな人。
    「炎司さん、おはようございます。それと誕生日おめでとうございます」
     キッチンで味噌汁の鍋を温めている炎司さんの隣に立って声をかけると、彼はその目を僅かに細めて俺をじっと見る。
    「……おはよう」
    「あらー?ご機嫌ななめですか?」
    「うるさい」
     拗ねたような顔をする炎司さんもかわいくて、目一杯の背伸びをしてやっと届く首筋にちゅ、と音を立ててキスをする。そうすると炎司さんは仕方なさそうに大きな背中を丸めて目線を合わせてくれるのだ。そういう優しいところも好きで愛されてる気がして、嬉しくて目を閉じると軽いキスを何度か落とされて顔が熱くなる感覚。当たり前だがキスをする時は顔が近くて照れる。何度やっても慣れない、こればかりはかっこいい炎司さんが悪いからしょうがない。
     俺の顔が赤くなるのを見て機嫌を良くしたのか、次に目が合った時の炎司さんは目尻を下げて小さく笑っていた。一方炎司さんが俺にだけ見せてくれる柔らかい表情が一等好きな俺はと言うと、寝起きということもありズボンの布越しに主張するちんこが痛かった。こういう時のためにスーツのズボンはもう少し伸縮性があると助かる、などと思いながら食器棚からお箸やお茶碗を出して朝食の準備の手伝いを始める。今日はさっさと仕事を終わらせて帰るんだ。
     
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