ひげんじつ卓(短編集)バヴェルさんとシャンタ君の料理時間(ニャル様つき)いつもはこの時間は楽しい筈なのにな…なんでハスター様と料理して互いの試作を食べあって日々の仕事のストレスを和らげる時間がなんで気ままな主によって妨害されるんだ…
「バッヴェルさん☆遊びに来ましたよ〜」
「スミマセンハスター様。うちの主が私とハスター様が偶に一緒に料理しているのを嗅ぎつけたので勝手について来たんです…」
「ついて来たのは別に我は構わないが旬儀君は暇になるのでは無いか?」
相変わらずハスター様はうちの主と違って慈悲深いなぁいっそ主の眷属辞めて此の方の眷属になりたいな…
「(なんかシャンタ君に酷いこと思われた気がする…まぁ私は優しいので触れないであげますけどね)いいえ〜僕としてはお気に入りとバヴェルさんが料理しているのを見るだけで愉しいですし何より出来立ての美味しいバヴェルさんとシャンタ君のご飯が食べられるので」
コイツ…食べるだけなら作り終わった後に来いよ癒しの時間返せ
「そうは言ってもな…そうだ、なら料理の手伝いをしてくれないか?」
「それは良いですね働いてないのに私の料理は兎も角バヴェルさんの料理食べるのは主とて許しませんよ」
あくまでも私は主の眷属ですから私の料理勝手に食べるのは百歩譲って許しましょう。でもハスター様は貴方の眷属で無いですからね
「そこまで言わなくても良いじゃないシャンタ君まぁでも眺めるだけよりも料理する方が面白そうだしやりますけど」
【料理時間ダイジェスト】
「麻婆茄子の為の甜麺醤が在庫に無い」
「私が持ってるやつ使います?(デスソース)」
「主!辛けりゃ良いってものじゃないですよなんで今デスソース持っるんですか」
「味変用だけど?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「我は杏仁豆腐作るから旬儀君は材料を出してくれ」
「はいどうぞ(空間の裂け目から取ってきた材料)」
「…普通の杏仁豆腐の材料だよな」
「いえ普通なんてものじゃないですよ宇宙の最高品質の材料に決まってるじゃないですか〜」
「普通のを頼む」
「(せっかく良いものを2人に食べさせたかったんだけどな〜まぁ人間状態の私達だとどうなるか分からん材料だったしまぁいっか)は〜い」
なんとか美味しい麻婆茄子(主は途中からデスソース入れて味変していた 田倉君作)と杏仁豆腐(バヴェルさん作)が出来たけど主に一切調理に手を出させなかったから助かった。あの邪神(ヒト)前に料理しようとした時に結界ぶち壊してたからなぁ…(遠い目)
何はともあれ全員わりと満足したし偶にはこんな日も悪く無いですね。主は帰ったら仕事させますけど