監にぶつけられない気持ちをお互いに打ち明けたことによって誰にも言えない秘密を共有してしまったエデュが抜き合いっこから熱に浮かされて報われない身同士のセに始まり、エデュグリ監で遊んでオンボロ寮に泊まりに来た時に部屋で監の話したらムラムラが収まらなくて致してしまう2人。
エデュグリと遊んだ日の夜、たまたま目が覚めてキッチンで水を飲んで戻ってきた監が、扉の向こうから"潜められた嬌声"を聞き取ってしまう。
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扉にもたれかかりながら、衝撃に頭がぐらぐらした。まさか友達が、さっきまで馬鹿やってた2人がまさか。まさか。
「え…っす…はっ……キツい…っ♡」
「がっっ、つき、すぎ……あっ♡ユウに、聞こえる………っ♡あっっ」
しかも自分のことをダシにして盛り上がってるっぽい。なんなんだアイツら。自分の寮で、隣りの部屋で、しかも自分がセックス中のネタになってるなんて、もっと怒ってもいい筈なのに、いつも一緒にいる友達の、聞いたことない欲に濡れた声が身体に響いた。
ムカムカする胸とは一転して、一気に熱くなった顔から伝わるように、下腹部へじわりと火が灯る。
何だこれ、おかしい。
「何やってんの」
ちぐはぐの身体に目を回しながら、なかば勢いでいやらしい声の聞こえる扉のドアノブを回してしまった。
ベッドの上で、エースの足を持って腰を動かしているデュース。2人とも一糸纏わぬ格好で、汗ばんで髪の毛がおでこに張り付いている。
頭に身体が追いついていないようで、デュースの腰の余韻の動きがゆらゆらと止まるまで、2人とも目をかっぴろげてこっちを見るだけで。
「何やってんのって聞いてんの」
「違う違う違うこれは違うマジでオレとデュースはなんもないから!!!」
「いや僕たちはほんとうにそんな関係じゃなくて、、、これはほんとに気の迷いというか!」
「2人とも言ってること最低だよ」
「「いやマジで!!!!!!」」
ベッドへ少し近付くと、弾かれたように一斉に慌て始める2人。裸なのを忘れたかのように手を大きく振って『違う』らしいジェスチャーをして、さっきまであんないやらしい声を出してたとは思えない、いつもの2人過ぎて少し笑ってしまった。
「2人がそういう関係なの知らなかったな〜」
裸の2人に少し目のやりどころを失って、ベッド脇の脱ぎ捨てられた制服を見ながら笑って言ってみた。
「いやオレらの話聞いてる?ユウ」
「今日とか、オンボロ寮組2名、お邪魔だったんじゃない?」
1度口を開くと止まらなかった。口は笑いながら、胸のムカムカは収まらない。
自分とグリムはお邪魔虫だったのか〜〜。知らなかった。
「ユウ、話を聞いてくれ…!僕とエースはそういう関係じゃないんだ…!」
「いや、だからそれ最低だって 笑」
あんまりに目のやりどころに困って2人に背を向ける。
現実に対面するとなんだか目が熱くなってきた。なんなの2人して。おんなじように誤魔化そうとして。
「まぁ、ちょっと茶化したかっただけだし。ヤるなら静かにヤッてね」
居た堪れないままドアノブに手を掛けると、後ろから二本の腕がニュッと出てきて、開こうとしたドアを思いっきり閉じた。
「僕たちはユウが好きなんだ!!!!」
「あ"〜〜〜もう、こんな風に暴露するつもりなかったのに……」
「…は?」
背中のすぐ側から聞こえた、緊張して上擦った声と、心底やっちまったという気持ちの滲んでいる声。
今、僕"たち"って言った?
「コイツもユウが好きっつーから、発散してたの。オレら2人で。お前には、言えなかったから…」
「隣りの部屋でヤッちまって悪かったと思ってる…!隣りにユウがいると思うと…!興奮して……っ!」
「デュースお前一回黙って…」
「とにかく、本当に僕らはユウのことを1番に想ってるんだ。ユウのこと考えると、こうやって発散しなければ苦しいぐらい…」
「ほんと、タイミング最悪だったけど言わして…」
「「ユウのことが好き」」
もう大混乱だ。
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結局監督生が1番好きな2人。この監にぶつけられない過ぎた気持ちをコイツならいいかというアレで発散していたエデュ。言いたいけど言えない気持ちを共有して、お互いをもちろん好意的に思ってるしセ中は馬鹿だなコイツって特大ブーメランなこと考えてる。
この後このまま逃したら終わるという気持ちで必死に監督生が好きなことを訴えて、監が混乱してるうちに涙が溜まってゆらゆら揺れる監の瞳に我慢が効かなくて涙を拭うつもりでお顔を触っちゃうし涙が溢れて濡れた唇を触っちゃうし止まらなくなる2人〜〜〜〜混乱した監をそのまま気持ち良くさせちゃってくれ〜〜〜〜〜
ちょっとだけ仲間外れ感が辛かった監、好き好き言われまくって頭がバグったまま気持ち良くなって、イキまくってる時に「ユウはオレらのこと好き?♡」「好きって言ってくれユウ♡」っていっぱい言われて好き♡好き♡♡って答えちゃって身体から好きになっちゃう〜〜〜〜〜
グリム「お前らうるっせ〜んだゾ」