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    syou1004p

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    syou1004p

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    双ジョ
    はぴえんか、ばっとえんどかは
    貴方次第

    雪が降っている。
    布団の外は当たり前だが酷く寒く、眠る前につけたはずのヒーターは自動的に止まっていた。
    窓から見える景色は灰色と白のコントラストが揺れている。
    天気予報で雪が降るなどと言っていただろうかと思い返してみるが、そんな記憶はない。
    降り積もる雪の中、子供達が元気に走り回って遊んでいる。
    冷たい窓ガラスに手を添えると外の気温に同化したような冷たさが手に伝わってくる。
    みるみるうちに白くぼやけた窓ガラスになにか書いてあったが、それを見ることは敵わなかった。

    「何をしている?」

    低く響く声が俺の耳元でささやいていた。

    「そうじゅ、」

    ぐい、と手を重ねられて、さらに手が冷たくなった気がする。
    当然のように重ねられた唇が、口内を暴れる舌が、酸素を攫っていくようで上手く息ができなかった。逃れようにも酸素不足でどろりと溶けていく視界に抗うこともできない。
    やっと離されたそれに肩で息をしていれば、視界の端で着崩された衣服にどきりとした。

    「寒い寒いと思っていたが、雪か」

    双循の長い尻尾が揺れている。

    「また風邪をひかれてはたまらんのう」

    細められた瞳が、俺を見据えていた。
    思わず目を逸らしてしまったが、そんなことを双循が許すはずもなく。
    顎を固定された俺ができる抵抗と言えば、目を閉じることくらいだった。


    #双ジョウワンドロワンライ
    お題「雪」「尻尾/尾羽」
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