放課後に君といつもの帰り道、僕と三郎はバイトのシフトもなくて学校に残ってすることもなくいつもの道を歩く。途中で昔からあるコンビニで僕のお気に入りのアイスを買った
ピピコは安くて美味しくて学生の懐にも優しい甘くて、少し苦い不思議な味。それを袋の中に入れてもらって、馴染み深い坂道を上っていく。帰宅路から逸れた場所にあるこの公園。海がみえるお気に入りの場所だ。
夕日に照らされて輝く海が綺麗だ。そんな絶景を隣り合うブランコに座り足で軽く地面を蹴り揺らす
昔は大きく見えたこのブランコも今じゃむしろ小さく見える。ところどころ錆び付いていて年月を感じる。そんな所に来た
「三郎はい、アイスだよ」
「雷蔵!ありがとう」
袋からピピコを取り出し慣れた手つきで2つに割り手渡す。三郎の笑顔が眩しい。
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