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    rin_sd07

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    rin_sd07

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    試しに書いた学パロというか現パロというか。
    これ以上書く気がないので、供養。

    ねずみ花火花火の音で消えた言葉は、なんだったのか。

    その後のキスは何を意味していたのか。







    「え〜!?そんなの、決まってるじゃない!」

    シャドウずるーい!と、何故か嫉妬される。

    「何がずるいのか説明してくれ…後、声が大きい…。」

    「だって!ソニックだよ、ソニック!いくら幼なじみでも、アイドルと一緒にデートなんてずるいじゃない!」

    あー!あたしも一緒に行けば良かった!と興奮冷めやらぬ様子で、目の前のピンクのハリネズミは捲し立ててくる。


    「それは出来ないだろう、お忍びだったからな。」

    そう返すや否やキッとこちらに視線を向ける。…失言だった。

    「お忍びなら、なんでシャドウはいいのよ。幼なじみだからって…なんでもオッケーなわけじゃないでしょ。」

    どこからか持ち出したピコピコハンマーを振りかぶろうとしていて、早々に謝罪する事を決意する。

    「…僕が悪かった。それで、本題に戻りたいんだが。」

    「まぁ、いいけど…花火の音で聞こえなかった後のキスの意味でしょ?」




    そんなの―






    「へぇ、そんなことがあったのね。」

    ルージュにも同じ話をするとニヤニヤしながら聞いていた。相談相手を間違えたらしい…。

    「ま、堅物のあんたも 青春が送れそうで何よりね。」

    「言ってる意味が分からないんだが…。」

    「え?あんた、エミーの話聞いてなかったの?」

    信じられない、と言った様子で口を手で覆う。

    「聞いたから余計に分からなくなった…ただの幼なじみだろう。」

    …こりゃ、先は長いわね。とルージュがつぶやく。
    結局、その理由を教えてくれることはなかった。







    あの花火大会の日、ソニックから誘われなければ、外に出ることもなかっただろう。
    僕が人混みを嫌いなことを知ってるはずなのに、「今日だけ許してくれよ。」と急かすように家を出た。

    そう言ってひとけの少ない所に来ると、ちょうど花火が空に上がった。
    綺麗だなと言っていたから、ああ。とだけ返したと思う。
    しばらくは花火を見続けていた。
    そろそろクライマックスかと言う時に、ソニックがこちらを向いて口を動かしているのが見えた。
    何も聞こえなくて、何を言ったか尋ねると頬をかきながら、照れたように笑っていて。




    気付けば、口に柔らかい感触だけが残っていた。




    「俺、もう帰らなきゃ。」

    そう言い残して去ってしまった。




    あの日の記憶を思い出すと頭の中を、ねずみ花火がぐるぐる回る。
    火花がパチパチと音を立てて、黒くなっていくのに煙しか残していかない。


    そんなの、愛の告白に決まってるでしょ。


    エミー・ローズに言われた言葉が宙を舞って、落ち着かない。
    僕たちは幼なじみで、男同士で…。仲だって特別いいわけじゃない。どちらかと言えば悪いほうだ。
    …考えても何も分からない。


    「…君と僕は、何なんだ。」


    まだ、ねずみ花火の火は消えない。

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