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※注意※
・夢主の名前は出てきませんが、個性があります
・⚰️視点です
・ゲーム内翻訳に寄せた口調ですが、合ってない部分もあるかもしれません
・これは本当に夢小説ですか?
広い心で読める人向けです。
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「イソップ」
部屋の隅で身体を丸めていた僕は、聞きなれた呼び声で目を覚ます。
僕の名前を呼ぶのは、僕と同じようにこの死角を安寧と感じる彼女だけだ。
「またいじめられたの?」
僕はゆっくりと瞼を開け、彼女を見上げる。
長い黒髪が揺れる。
僕は彼女の姿を見るたび、黒猫を思い浮かべる。
美しい黒と、傷だらけの身体。
不吉だからという理由だけで、殺されてしまう。
僕はあの光景が嫌いだ。
猫は、好きだから。
「絆創膏、貼ってあげる」
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