修行つけてよ「エース。今日の修行は終わりだ。もう休め」
「はっ?!武装色の覇気纏えたばっかりじゃねーか!これからだろっ?!」
「自分があの戦争で瀕死状態だったことを忘れたのか?休むのも修行のうちだ」
「……なぁ、赤髪の旦那。どうして白ひげ海賊団の皆を騙してまで、敵船の船員を助けて……そのうえ、修行までつけてくれるんだ?アイツの子だからか?それともルフィの兄貴だからか?」
「んんー?そうだなァ……。おれがお前を強くしたいと思ったから。それに、死んだと思っていた奴が生きて戻ってきた時の喜びは大きいからな」
「旦那にもそんな経験あるのか?」
「いーや。けど、おれはおまえが死の淵を越えず戻ってきてとても嬉しかった」
「は……。どうせまた酒飲みながらルフィの話が出来ると思ってだろ」
「風の噂で知ったんだが、グランドラインを逆走してたとかいうバカがいたらしいじゃねぇか。……聞かせてくれよ。旅の話を」