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    小妖怪

    ある所に大変に栄えし大手ジャンルという国がありました。その公式という広大な土地の上に多くの民が移り住み、キャラ毎に整地を行い、CPという作物を作り、力を合わせながら、時に争いながらも、皆楽しく暮らしていました。
    そんな土地の生活に憧れた1匹の小妖怪がいました。美味しい作物が食べられるに違いないと目を輝かせながらキラキラした都会の生活に憧れて山から人里に降りてきました。
    小妖怪は多くの民から善意で沢山の作物を分けてもらい、楽しく暮らしていました。
    しかし、小妖怪は物足りなさを感じていました。
    「こんなに探しているのに、どうしてこのCPはないんだろう?」
    小妖怪は悩みました。そうだ、私が育てればいいんだ。小妖怪は国の端の、人がいない砂漠を耕しました。毎日毎日耕しました。作物を作るのに整地をして、やっとの思いで作物を作りました。小妖怪は喜びました。
    今まで人々からの善意を分けてもらっていたので、自分も分けようと決めました。しかし、なかなか作物を食べてくれる人はいませんでした。小妖怪は泣きました。小妖怪はアピールが下手でした。どうすれば人々に作物を届けられるのか分かりませんでした。
    分からないまま日々が過ぎ、まあいいかと思うようになりました。そのうち食べてくれる人が現れるだろうと楽観的に生きることを決めたのです。するとどうでしょう。みるみるうちに心が軽くなりました。好きなものを育て好きなように食べる生活の、なんと心地の良い事か。小妖怪はとうとう自給自足で満足してしまうようになったのです。
    1人の世界で生きることの心地良さに、ハッと気づきました。このままでは人との交流を辞めてしまうと小妖怪は焦りました。
    そこで、新たな土地にも行ってみようと決心しました。
    そんな訳で小妖怪は色々なところを旅しようと計画しているのです。
    この長文を読んでくださった優しい貴方。どうか、良い土地がありましたら、小妖怪に優しく教えてあげてください。きっと、その土地を気に入るはずですよ。

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