すでに亡き彼方より突然のことだった。朝のブリーフィング中の管制室にけたたましい警報が鳴り響いた。
「キャプテンキャプテン〜!7時の方向に巨大な魔力反応〜!ものすごいスピードでこっちに突っ込んでくるよ〜!(泣)」
「映像、出せるか!?」
「だめ〜!早すぎてカメラで追い切れない〜!衝突まであと10秒〜!(泣)」
まさかオルガマリー!?それとも新たな敵!?と騒然となる管制室だが、残り10秒で出来ることなんて、敵襲に備えろと全艦に命令するくらい。それを聞いた、現在艦内にて現界しているサーヴァント達が戦闘態勢に入った次の瞬間、ストームボーダーに轟音と衝撃が響き渡った。
「損害を報告!」
「まずいぞ!ストームボーダーの後方隔壁に大きな穴が開いてる!魔力反応は...動力炉付近だ!」
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