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    あああ

    ユメショとか夢イラストとかはこっちだと思う

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    あああ

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    ※夢主が浮気しようとする

    赤木に6ヶ月間ほっとかれた夢ここ数日間机に置きっぱしになっていたあの人のタバコを怒りと悲しみに身を任せぐしゃりと潰してやった。
    「もういい、他の男作ってやる」
    赤木と出会ったのは約1年前のあるBARで、最初は隣に派手な人が座ってきたと思い警戒していたのだが隣でタバコを咥えながら「なぁ火持ってないか」
    そう聞かれた時の落ち着きのある声に惹かれそこから少し話してから男女の中へ、初めはそれこそ一夜限りの関係だろうと考えていたのだが赤木は度々部屋へ上がり込み彼女を抱き
    「また来る」
    と言い残し数本残っているタバコの箱を机の上に置いていく、そんな関係が続いたので彼女もまた少しづつ期待を膨らませずにはいられなかった。
    だが、彼女の期待とは裏腹にここ6ヶ月程赤木は彼女の部屋に全く顔を出していない
    「あれから何ヶ月よ、やっぱり飽きたんだ。
    飽きっぽそうな顔してたもん」
    少しだけ涙が潤む目を化粧が崩れないように軽くティッシュで拭き取る、いつもならしないような真っ赤な口紅に派手なイヤリングまた体のラインをアピールするために作られた用なドレスを身にまとって彼女は洗面所の前にしかめっ面でつっ立っていた。左手には赤木が6ヶ月前に置いていったタバコが力強く握りしめられ、右手には携帯が握られており画面には「この前お誘い頂いたデート喜んでお受けします。」と数日前に送信されたメールが表示されている。
    今夜9時に噴水の前で待ち合わせになっている、相手は職場の先輩で女遊びなどであまりいい噂は聞かなかったが赤木への当てつけという憂さ晴らしならこれ程丁度いい男はいない
    「(私だけ本気だったんだ、赤木さんは私の事遊びだと思ってたし…と言うかもう飽きてるだろうし…悪い事をしてる訳じゃないし)」
    少し心にモヤがかかのがわかる、この待ち合わせ場所に来るまでに何度引き返そうとしたことか分からない
    「あっ〇〇ちゃん……えっ〇〇ちゃんって私服意外だね、俺のすげー好みてかヤバマジで可愛い」
    俯く彼女が顔を上げると職場の男が嬉しそうにそこには立っていた。
    「ハハ…そんな褒めないでくださいよ」
    「いやマジで」
    男は軽く手を彼女の腰へと回した
    手を回された時思わず顔をしかめる
    「(赤木さんはこんなベタベタ触るような手つきはしなかったしこんな品定めするような目で体を見なかったのに)」と言う惨めな感覚に思考を支配された。○○が男の腕をはらい落とそうとする前に男の手は勢いよく○○から離れた。
    「6ヶ月見ねぇうちに男の趣味がえらく悪くなったな」
    そこには6ヶ月間恋にこがれた赤木の姿があった。
    「あっ…赤木さん」
    思わず笑がこぼれそうになるが赤木の顔を見ると○○が知っているいつもの赤木の雰囲気と少し違っているように感じ顔が強ばってしまった。
    「はぁ痛ぇ、なんなんだよアンタ
    見てわかんねぇのかよデートだよデート」
    「じゃあ、アドバイスだデートする時は女の体より表情見てやれ、とんでもないしかめっ面だったぜお前が手を回した時」
    「そっそんなですか」
    先程までしていた表情がそんなに酷かったのだろうかと少し頬が赤くなる、赤木の目線が男から○○へと移った。心無しかいつもより少し鋭い気がする目線に目を逸らした。
    「……6ヶ月…来てくれなかった…」
    「そうだな」
    「BARにもいませんでした」
    「そうだな」
    「……ごめんなさい」
    ○○が少し不貞腐れたような表情からその言葉を絞り出すと「ククク」と笑い声が聞こえ目線を赤木に戻すと○○が知っているいつもの雰囲気に戻っていた。
    「でもまぁ、作戦は成功だったんじゃないか」
    「作戦?」
    「このデート俺への当てつけだろ」
    そう言い放つと突然赤木は歩き出してしまった、○○も急いで赤木について行く。
    2人で道なりに歩き出して10分がたった頃赤木が口を開いた。
    「良かったのか」
    「へぇ?」
    「あの男、上司かなんかだろ
    最後まで叫んでたぞアイツ」
    「あっ……忘れてた」
    赤木の肩が揺れる
    「ククク……悪い女だな」
    「いや、6ヶ月も女を放ったらかしにした赤木死んだって悪い男じゃないですか」
    「じゃあ悪い男と悪い女で酒でも飲みに行くか」
    「私の家で鍋にしません?」
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