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    のがみん

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    執事×メイドの黒悠 R-18になる予定

    夏休みも終わり、季節は木の葉も色付いてくる秋を迎えようとしていた。
    箱根学園では既に文化祭の準備が始まっていた。
    昨年度に行われた文化祭で披露した執事喫茶が好評だったことや、周りからも何故か期待の声が上がっていたことにより、オレたち箱根学園自転車競技部は今年も執事喫茶をやることになっていた。
    昨年度同様に、何故か少しのメイド服を用意して……




    去年とは違い、事前に被害者……いやありがたーいメイド様はくじ引きや話し合いによって決めておくことになった。
    直前でゴネて逃げたりしないようにだ。
    話し合いとくじ引きの結果、真波が去年サボったから罰と称して続投。くじで選ばれたのは葦木場と悠人だった。

    衣装合わせと称し、それぞれスカートの長さが異なるメイド服とその他部員が着る執事服が用意されていた。
    短い丈の、俗に言うミニスカートのメイド服を着る葦木場と真波、対照的にロングスカートのメイド服を着た悠人。着方の確認の為にオレも執事服を着用していた。

    「似合ってるぞ悠人」
    「あざす、葦木場さんも似合ってますよ」

    「いやでも……これじゃ色々見えちまいません?」
    背が高い葦木場に対して、ミニ丈のスカートではどうにもギリギリだったようで、気になってしまった銅橋がぴらっと葦木場の服の裾を捲る。素頓狂な声を上げて驚く葦木場に対して、周りの方が驚いた。
    やかましい声上げてんじゃねーよ、音の鳴るおもちゃか。歩いたら音が鳴る幼児用のシューズか。
    「わ〜っ!!女の子のスカートを捲ったらダメだよバッシー!バッシーのムッツリさん!」
    「どっからツッコめばいいのかわかんねええええ!」
    とりあえずすんませんでした、と謝る銅橋。確かにその行いは軽率だったが理不尽と言えば理不尽だ。
    だが銅橋がやらなかったらきっとオレがやっていただろう。悪ィな、押し付ける形になっちまったな。

    葦木場の身長では短いスカートより長いスカートの方がいいだろうということになり、当日は衣装を交換で葦木場がロングスカート、悠人がミニスカートを着ることになったらしい。
    部員達はこのまま準備に戻り、オレを含む4人は着替えてから作業に合流することになった。
    オレは泉田と必要備品の確認等の作業を済ませてから、少し遅れて着替えに戻った。



    更衣室に入ると、メイド服を着たまま部屋で待っていた悠人がいた。
    「へへ、どうすか黒田さん。オレ、似合ってるでしょう?」
    「乙女か!デートで勝負服を褒めてもらうのを待ってる彼女か!」
    「彼女ですよ?」
    確かにあの夏のIHの後からオレたちは交際を始めたのであながち間違いではない。ただ、こいつはいくら可愛くても男なのでやっぱり彼女ってのは間違いだが。
    「黒田さんってこういう清楚な感じ、好きかなあって。露出少なめの大人しい感じもそそりません?」
    「バァカ、堂々とサボってンじゃねえ、ふざけたこと言ってねえで早く着替えて準備に戻んぞ」
    好きだよ、清楚系。悪いかよ。
    オレはさっさと着替え始め、ジャケットを脱ぎベルトに手を掛けた……時だった。
    「まあまあ、堅いこと言わずに」
    悠人は着替え途中のオレの前にしゃがみこんで、寛げたスラックスの中に手を差し込んだ。
    「おいバカ!なにしてんだこんなとこで……」
    「せっかくのメイドさんすよ、オレ当日はもうこの服着ないし」
    着ないって言っても同じ物を葦木場が着ることになっている上に、メイド服を着ることには変わりないだろうが。とか、余計なことを考えている場合じゃなかった。
    器用に下着の中からオレのモノを取り出して、リップ音を立てながら口づける。
    「ご奉仕しますよ、黒田さん?いえ、ご主人様♡」
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