この映像の放送は6/11だったらしいです。
TVで見て、何だか妙に感動して、ずっと頭に残ってた。ふと、少年と龍の話を考えてみようと思った(6/30頃)ときに、冒頭に持ってきて土地柄の描写とか、全編(書いてないけど)通じた雰囲気を出したいと思った。けどこんなもん描けるはずがなかったので、恥ずかしい小説もどきのプロットでのアップという結果に至った。いつか描きたいんですけども。
これは山形県のイカ釣り漁船の出航式なので、少年の住まいもきっと異世界日本?パラレルワールド?の東北っぽいところだと思ってる。曇天と、青緑色の冷たい海がずっと背景に存在している感じ。夏場(雪の時期以外)の天気が悪いのはどちらかというと太平洋側なんだけど、日本海側っぽい印象がぼんやりとある。
「小島や半島に囲まれた小さな湾」というのを東北で探したんだけど、松島は風光明媚すぎてイメージと合わないし、もっと普遍的な湾と内海の風景をいろいろ探した。結果、A田県のO鹿半島のどっかと、以前訪れたK本県Y代市の雰囲気が理想に近かったので、その辺りの写真をよく見ている。つまり、ご都合ででっち上げた風景。
あと、A田県には八郎潟ちゅうバカでっかい内海があって、おまけにそこには八郎太郎なる龍神の伝承まであるみたいなので「おおこれは……」ってなったんだけど、干拓前の内海状態の写真がほとんどネットでは出て来なくて、全くイメージができないので断念した。干拓が始まったのは1952年だそう。