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    ぴよこ

    エッチな絵とか。

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    ぴよこ

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    『性奴隷大衆消費社会』に没入した日本の、性奴隷育成ブリーダー五とアマチュア性奴隷伏の長編の冒頭。
    頑張って最後まで書き上げたい、の作業進捗。

    #五伏#呪術廻戦

    筆を撫ぜ下ろしたようなキメの細かい肌は、この日のためにずっと鞭を入れていない。異国の血が混じる天色の瞳の少年は、『仕置きをしてほしい』と勃起したペニスを擦り付けて何度も哀願してきたけれど、傷物は一銭にもならないことを悟は知っている。だからここ数週間は我慢ばかりさせてしまった。
    だからこそ、新しい主人の下で存分に可愛がってもらうといい。例え5年と持たない命だと知っていても、今の彼なら本望だと思えるだろう。種から育てた少年がやっと花開いたかと思えば、一夜にして萎む朝顔として散っていくのは実に忍びない。けれどもこれがこの世の理だ。やるせなさばかりに囚われてはこの仕事は務まらない。
    後ろを向かせた状態で「present(見せて)」と言うと、全裸の少年は自ら双丘に手をかけて、水蜜桃を割くようにゆっくりと秘部を晒して見せた。
    「もっとナカまで見えるように」と重ねた指示に、少年はひくりと身を震わす。恐怖からではない。発情しているのだ。節操のない犬のように、自ら乏しめられることにこの上ない快感を覚えているのだ。

    「ん……」

    少年は前かがみの体勢で悟の前にさらに尻を突き出し、秘部の淵に指を引っ掛け、赤い果肉がひっくり返らんばかりに穴を開いてみせた。その拍子に彼の金糸のような髪がさらりと顔にかかる。
    うねうねと蠕動を繰り返す肉壁は今が旬と言わんばかりに、とても色よく艶よく仕上がっている。これならどれだけ兇悪な男根も、まるで女の内膣のように甘く呑み込むことだろう。
    L字のソファに踏ん反り返って「どう?イイ感じに仕上がってるでしょ?」と、隣に座る黒髪長髪の親友に声をかけると、彼は「さすがだよ、悟。最高の仕上がりだ」と余計な感情を差し挟んでいない平坦な声でそう言った。

    「傑、本当にそう思ってる?この子ここまで育てるの大変だったんだよ~」

    「ああ、知ってるよ。この子をここに連れてきたのは私だからね。初めて悟と対面させた日、暴れ散らして大変だったもの」

    「僕のお気に入りの花瓶割られてムカついちゃったから、初日から縛って一晩中吊るしておいたんだ。そしたら次の日からスンと大人しくなっちゃった。で、今ではここまで従順な奴隷だよ」

    冗談めかすように肩をすくめると、傑は「悟は鬼畜だなあ」と珍しく声を上げて笑った。数年前自分が引き連れてきたアマチュアがここまで上物に仕上がったことの満足分も上乗せされて、今日の傑は上機嫌なのだろう。

    「出荷前最後の検分はこれで終わり?」

    「ああ。身体の仕上がりも申し分ないし、従順さも+Aがつくだろう。後は施設に輸送して、健康診断と消毒を終えて出荷だ」

    言いながら胸ポケットから煙草を取り出した傑は、一仕事終えたリーマンのように口に咥え、ライターで火を点けようとする。その火種を横からかっさらって「僕のマンション禁煙なんだけど」と口を尖らせると、彼は「ああ。ごめんごめん」と今度は電子タバコを取り出した。全くしっかりしているのか、抜けているのか。何億という金がもうすぐ彼のぶ厚い胸に入ってくるのだ。心が浮つくのも仕方ない。
    こちらの会話を聞きながらも、先程から身じろぎもせず同じ姿勢のまま次の指示を待つ少年。「もういいよ。こっち向いてごらん」と赤子をあやすように声をかけると、少年はこちらを向いて膝を折り、冷たいフローリングに正座をした。うっとりと恍惚の極致のような表情を浮かべ、まるでメシア(救世主)を見ているかのように蒼い瞳を潤ませている。
    やめてくれ。僕はメシアなんかじゃない。僕は今から君を売り飛ばすんだ。君を性奴隷として消費し、搾取し、使役して、最後はカピカピになったティッシュと一緒に捨ててしまうような主人のところに、君を売ってしまうんだ。
    性奴隷育成ブリーダー———。それが悟の職業。性奴隷が衣服や化粧品のように大量に流通し、消費される『性奴隷大衆消費社会』に没入した昨今の日本。かつては富裕層の嗜好品とされていた性奴隷だったが、需要の高まりとともに性奴隷の供給も増え、今では大衆向けの粗悪な性奴隷もあちこちで出回っている。テレビやエアコンと同じ変遷をたどり、今や『一家に一人性奴隷』という時代が到来しつつあるのだ。
    そんな腐敗し蕩けゆくこの国は性奴隷ビジネスの温床。その中でも性奴隷育成ブリーダーは高給取りとして人気の職で、トッププロのブリーダーともなれば年収は軽く1億を超える。
    プロのブリーダーにもランクがあり、下からレギュラー、シルバー、ゴールド、プラチナと上がっていく。
    そんなくだらないランクなんて馬の餌にくれてやる、と首からかけることが義務付けられているプラチナランクの首飾りを、悟はもう何年も身に着けていない。今頃キャビネットの上で埃を被って眠っていることだろう。

    「ここまで僕の厳しい訓練によく耐えたね。おめでとう。君は晴れてプロの性奴隷だ」

    「五条……先生」

    彼の耳殻を軽く揺すってやるだけで甘イキしそうな彼の髪を軽く撫でてやり、卒業祝いにつけてあげたニップルピアスをくっと引っ張ってやると、彼は首をかくんとのけ反らせ「あッ……♡」と可愛い声で啼いた。
    初めてこのマンションに連れてこられた日、手負いの獣のように手に負えなかった彼からは想像もつかない変貌ぶりだ。悟によって施された2年という調教の月日がもたらしたものは、この子にとって必ずしも幸せなものではない。けれども富裕層向けに流されるこの子はきっと、並の性奴隷よりは長生きできるはずだ。
    いや、そうであってほしいと、悟の中の罪を知らない少女のような良心の部分がそうやって十字を刻んだ。
    傑と少し話があるから隣の部屋で待っていなさいと指示を出し、頭を床にすりつけ礼を言った少年は鉄製の首輪をつけたまま隣の部屋に静かに消えていった。
    奴隷バイヤー(アマチュアの奴隷を仕入れ、プロの奴隷を売りさばく仕事)の傑から渡された数枚の書面にサインを施し、これで引き渡しは終わりだ。悟の仕事はここまで。あとはバイヤーの傑が彼を少しでも待遇のいいところに売りさばいてくれるだろう。

    「あーーー!疲れたーーー!長い二年だったぁ~」

    「お疲れさん、悟」

    「一人のアマチュアをプロの性奴隷に仕上げるのってなんでこんな時間かかるかねぇ」

    傑から奪った煙草に火を点けて旨くもない煙で肺を満たすと、すかさず「ここ禁煙じゃなかったの?」と横やりが入ってきた。「ここは僕のマンションだからいいの」と切り返して口から白煙を吐き出す。気だるさを滲ませた白煙がもくもくと昇っていき、倦怠感だけが悟の中に鎮座する。
    既に頭の中は海外に高飛びしていた。グアム、ハワイ、サイパン。いや、思い切って半年くらい休暇を取ってヨーロッパに行くのもいい。そうだ。トルコのカッパドキアであの有名な気球を見に行こう。一仕事終えたあとはこうして俗世から離れ、解脱しないと身が持たない。性奴隷ブリーダーになってからは、奴隷の飼育と現実逃避を繰り返して、悟はどうにか自我を保ってきた。危うい平均台の上に立たされているような人生。嫌いではないが、もしこの均衡が崩れた時、自分がどうなるのかを考えると少し怖くもあった。

    「これからまたしばらくは休暇取るのかい?」

    「まさに今それ考えてた。ちょっと長めの休暇を取ってヨーロッパ当たりにいこうかなあって、傑も一緒に行かない?」

    遠慮しとくよ、とビジネススマイルで切り返した傑が「実はさ、お願いがあるんだ……」と今度は一点、歯に物が挟まった物言いで、バッグから一枚の書類を取り出した。

    「え、なになに?傑のお願いってロクなものないんだけど」

    「実は先日、あの禪院の血筋の子が闇オークションで流れてきたんだ」

    「禪院って……え?!あの、禪院財閥?!?!」

    禪院財閥———。元日本三大財閥の一つ。財閥解体後も生き残り、当主が交代してからは各業界にすそ野を広げ深く食い込み、今やこの国に現存する唯一の巨大財閥となっている。

    「それが浮世離れした美しさを持つ絶世の美少年でさ。あんな上玉見たことないよ。禪院財閥というブランドネームも相まって、今期取引されたアマチュアの中でも最高額で競り落とされたんだけど」

    「……お前が競り落としたんだな?最高額で」

    ご名答!と彼はえらく整った唇の端を上げる。ご名答じゃねえよ。もういくらで競り落としたのか怖くて聞けない。聞きたくもない。

    「やだよ。絶対やだ。そんな訳ありっぽいのごめんだね」

    「まだ何も言ってないのに」

    「傑の言いたいことなんて耳塞いでてもわかるよ。やだよ、やだやだ。僕は休暇を取ってバカンスに行く」

    「頼むよ悟。一旦は別のブリーダーに依頼したんだけど、三日と持たず『こいつは無理だ。手に追えねえ』って突き返されちゃって」
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