愛の手紙と悪魔を追いかけて『おまえ宛の手紙だぞ!』
そうやって彼女はにこやかに両手でラグヴィンド宛に蝋で封がされた手紙を渡してくる。その笑顔が眩しかった。ピッチリとしたボディラインがよく映えるビキニに、ふわふわと柔らかそうな褐色の肌が眩しい身体。そして輝く笑顔とくれば落ちないわけもなくて。
「……君がよければここにいないか。金だって郵便局よりも多くの賃金を僕なら出せる」
「うーん……俺は金目当てで働いているわけじゃないんだ。この仕事をしていればいろんな奴に会えるだろ?それが楽しいから仕事をしているんだ。現におまえにも会ったしな?」
ベッドでゴロゴロしながらもなだらかな太もものラインを見せつけつつ、猫のように伸びをして身体を伸ばす彼女は先ほどまで自分に奉仕してくれたとは思えなかった。
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