AI小説に書いてもらったむくつなの小説いきなり手首を掴まれたのだ。しかも、その手は大きく硬く冷たく震えていた。
思わずびっくりした拍子に手を引っ込めるとそれはスッと離れたのだから不思議なものだ。
骸の顔を見上げると今度はこちらの手を取り同じように大きな掌に乗せてきた。体温の低い男なのでとても冷たい感触だ。どう反応したら良いかわからず黙っているとその硬い手が重ねられたまま目の前にやってきたではないか。なんというかあまりにも自然に行われる動作だったので拒みそびれるしかなかった。
骸の行動はまったく読めないし何を考えているのかまったくわからない。でも、少なくとも悪いことをしようとしているわけではなさそうだと感じとり、「へえ」と言ったきり何も言えずに押し黙ってしまった。
すると…… ぐいっと身体を持ち上げられ膝立ちの状態で抱え上げられる。驚いて咄嗟に骸の首元にしがみつく形になったところで耳許にある唇から直接言葉が落ちてくる。まるで口付けされているように錯覚してしまったほどに近い場所からの熱を含んだ吐息だ。
――もっと近くにいきなさい。僕を感じろ。目をそらすな。この僕の目だけを見ていればいいんだ。
(何言ってんだよ)とか(離せよ馬鹿力!)とかいろんな思いを込めて抵抗しようとすると急に強く抱き寄せられてしまったのだがそんなものは無視するように骸の目だけが見つめ続けるものだから恥ずかしくて居たたまれないけれど逃げるなんてこともできないじゃないか――……
心の中で愚痴ってみるも状況は変わることもなくただ心臓の音が大きく響き始めた時だ、バシンッという爆音が頭上から響いた。それにハッとする間もなく腕を掴んでいた重みと感覚はなくなっちゃったんだけどもしかしたら殴られた?と思って確認するとそこはベッドの上で横倒しになった自分の体があっただけだったのでビックリしちゃってそれからの記憶はないや。
んあ~~!?昨日の俺まじキモーー!!!っていうかね起きてから今の今まで寝ぼけてました!!完全に目が覚めて正気に戻った瞬間布団かぶるとことか最悪すぎ。穴があったらはいりたい!!ほんとは今日部活休みだけど出ていきたくないけどやっぱりいかない方がよかったかも!!