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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
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    ちょこ

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    ポケモソパロ

    よその子さんお借りしてます

    ##パロもの

    高鳴るバトル  最近、挑戦者が来ない。
    「暇だなー」
     ダミアはそう言ってポケモン達をボールから出す、そう高頻度に挑戦者が来るというわけでもなかったが、ダミアの言う通り、明らかに挑戦者が来ない。レイフはシャンデラを撫でながら考える。
    「四天王達が頑張ってる証拠では」
    「だろうけどさー、こうも暇だとな」
     どこかの地方のチャンピオンはよく街を歩くとレイフは何となく聞いたことがあった。まぁ、そのチャンピオンは考古学者だから、と理由もあるが。だが、こうも何もすることがないのも時間がもったいなお。レイフはロトム型のスマホを見た時、顔色を変えてダミアに見せた。
    「ダミア、これ」
    「んー?」
     ダミアは画面を見る、そこにはとある街でポケモンバトルの大会が行われる、と書いてあった。飛び入り参加も大丈夫らしく、優勝賞品は他地方の旅行チケット、と書いてあった。このバトル大会は有名で、一般のトレーナーはもちろん、実力者もよく参加していた。書いてある街の名前も、ここポケモンリーグから近い。レイフの言いたいことが分かったダミアは笑う。
    「レイフがそれ見せたってことは行きたいんだろ?」
    「ダミアも行きたいでしょう、こうも挑戦者が来ないと腕が鈍りますし」
     そう言って既に行く準備をするレイフに、またダミアは笑う。涼しい顔をしていたレイフも、気持ちはダミアと同じだったということだ。

     二人はこっそりと裏口からチャンピオンリーグを後にして、そらをとぶで街へと向かう。流石に変装なしではすぐに周りにバレてしまうため、軽い変装をしてエントリーした。丁度ダブルバトルの項目があったため、迷わず申請する。
    「さぁ! 始まりましたダブルバトル! 第一回戦! 地元の仲良し双子と、そして相手は飛び入り参加でのバトルだー!」
     暫くしてダブルバトルが始まる、レイフとダミアはお互いの顔を見て笑ってモンスターボールを取り出す。
    「いけ! ウィンディ!」
    「シャンデラ!」
     お互いにポケモンを出す、バトルを進めるうちに、二回戦、決勝へと勝ち上がる二人。あの挑戦者、強いと周りが興奮している中、観客の誰かがあれ、と声を出す。
    「なぁ、あの飛び入り参加の人、もしかしてチャンピオン?」
    「まっさかー、チャンピオンが参加することってある? 確かにあの人達、強いけど」
     来ているのだが、と二人は観客席から聞こえた声に思わず笑う。チャンピオンだから、と手加減しないあたりが二人らしかった。そして決勝戦、これに勝てば優勝となる。
    「みんな強かったよな、リーグ挑戦してもいいくらい」
    「ダミア、手を抜かなくて驚きましたよ」
    「レイフもだろ?」

     そう笑いつつさぁ、ポケモンを出そうとした時、二人の耳に怒号が入る。
    「こぉら! チャンピオン! バトルバカ! なにリーグ抜け出してんだこら!」
     やばい、と二人は顔をひきつらせる。後ろをむくとそこには青筋をたてた四天王の一人が居た。誰が見てもわかる、怒っていると。そして、突然現れた四天王と、その言葉に周りは騒ぎ始める。
    「あー、今決勝なんです! これ終わったらいくらでも説教は聞きます!」
    「そうそう! ポケモンバトル邪魔しちゃダメでしょ!」
     そう言うと更に顔をひきつらせる四天王、けれど折れたからか観客席の隅に座った。どうやらバトルを見るらしい、こちらを見る目付きが殺人者にみえるが。
    「……んで、レイフ。素直に説教聞くの?」
    「終わったらそらをとぶで逃げましょう」
    「わはは、こうなるよな」
     対戦相手は、チャンピオンと聞いても笑って見ていた。その目つきの良さに、二人は笑う。相手は帽子をかぶり直してボールを握る。
    「ダミア、相手の顔つき、いいですね」
    「だな、もしかしたらリーグ挑戦するかもな?」
     そう言ったダミアの顔は、楽しそうに笑っていた。強者を目の前に、気持ちが高ぶっているのだろう。レイフも同じく、心臓がうるさい。ボールから出てきたポケモン達も、やる気に満ち溢れていた。これから始まるバトルに、胸が高鳴る。
     なお、大会が終わったあと、怒られるわけなのだが。
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    ちょこ

    DONEよその子さんお借りしてます
    二次創作
     その日は、雨が降りそうだと言わんばかりの曇天だった。昨日の天気予報では朝から晴れると言っていたはずなのに、いざ当日になったらこの天気だ。凪は頬杖をついて窓の外の風景をぼぅ、と眺めていた。この調子では晴れそうにない、凪はそう思ったあと椅子から立ち上がり、事務所に備え付けであるミニキッチンへと向かう。お湯を沸かせるくらいは出来るミニキッチンにて、お湯を沸かしコーヒーを淹れた後、コーヒーを飲み外を眺めた。
     何でも屋に定休日はない、依頼が来れば仕事の日になるし、来なかったとしても書類作業をする。ある意味気分で休みが決まると言っても過言ではなかった。そして凪は、二階にいる八重の所へ行こうかと考えていた。八重は朝から体調が優れないように見えた。凪から見たら休んだ方がいいなと感じたため、八重を休ませたのだ。当の本人は大丈夫だと言っていたが、それでも休ませた。依頼主が来る様子はない、なら八重のところに行こうと思った。事務所は二階建てのビルになっており、凪の居る一階は何でも屋の事務所で二階は居室スペースだ。コーヒーを飲み終わったマグカップを流しに置いた後、事務所を出る。
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    ちょこ

    DONEダミアさんお誕生日小説
    ダミアさんお借りしました!お誕生日おめでとうございます!
    モンブラン「ダミア、お誕生日おめでとうございます」
    「おー! ありがとな!」
     レイフが借りている拠点と言っていい住まいにダミアを呼び、目の前にケーキを出す。ダミアと前もって連絡を取っていたため、こうして呼べたのだ。ケーキはレイフの手作りだ。本当なら、料理も出そうかと言ったのだが、間髪入れずに断られてしまった。今度こそ上手く作れるような気がしたのにな、とレイフは残念そうに思いながらも、ダミアを見た。
    「このケーキ……モンブランか?」
    「そうです、アマロンを使ってます」
    「へー! 王様って呼ばれてるやつじゃん!」
     ダミアは感心したようにケーキを眺めた。アマロン、様々な栗の中で特段に甘い栗の事だ。身も大きいのだが、育てるのが難しく、しかも、大きく育てようと魔力を使うと、すぐに枯れるという性質を持っていた。なので、完全な手作業、時間をかけてゆっくりと育てる。そのため、栗の中の王様、という意味で【アマロン】と呼ばれるのだ。一粒だけでも驚くほどの高額で取引される。その高額さに、一時期偽物のアマロンが出回るほどだった。偽物のアマロンと区別を測るための道具すら開発されるほどに。
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