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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
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    ちょこ

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    アイドル科
    よその子さんお借りしてます

    ##アイドル科
    ##伊夕星堂

    クリスマスに向けての クリスマスに向けての配信ということで、いつも伊夕星堂の三人が使っている、キッチン付きのスタジオを借りて配信の準備をしていた。配信内容はもちろん料理配信で、作る料理の内容はビーフストロガノフだ。星哉が作りたい、と言った時はコメントで散々言われていたのを思い出し、思わず苦笑いをする。だが、今回もだがれいとと夕貴がそばに居るのもあるが、スタッフもいるので何かあっても大丈夫だろう。
     スタッフが伊夕星堂の三人に声をかける。そろそろ配信を始める合図だ。三人は所定の位置にたってカメラに向けて笑顔を見せる。
    「こんにちはー! 今回は、星哉くんが作りたいって言ったビーフストロガノフ作るよ!」
    「あとケーキも作るからな〜。配信自体長くなるけど皆見てくれよな」
    「絶対美味いビーフストロガノフ作るからな、消火器打ちまくってるコメント見てろよ」
     もう消火器コメントを送っているのを見て思わず笑ってしまうれいとと夕貴。ビーフストロガノフを最初に作ってからケーキを作る流れになっている。星哉がエプロンを着ている時、後ろで結んであげるれいと。そして、そのれいとのエプロンの後ろを結ぶ夕貴、その後、夕貴のエプロンの後ろを結ぶ星哉……と伊夕星堂の配信ではお馴染みとなっている光景だ。ここから伊夕星堂の仲の良さが分かるのだろう。
     キッチンに立ち、食材を切っていく。星哉が作りたいと言っているため、星哉が食材を切るのだ。流石に高校生なので包丁の使い方は知っているだろう。……と思っているのだが、心配でずっと星哉の隣に立ち、手元を覗き込む。
    「逆に切りにくいわ」
    「手元から目を離すな」
    「あ、厚さそのくらいでいいよ」
     玉ねぎをゆっくりと切った星哉は、フライパンに入れて炒め始める。火加減も二人とスタッフがきちんと見た。強火にもしてなかったため、二人は油断していたのもあった。
    「ちょっとケーキの準備してこようかな……紙の準備とか」
    「まー、玉ねぎ炒めるだけだし……あと肉と……パン焼く準備も。ガーリックトーストにするんだろ?」
     そう言った矢先、コメントが『二人とも! 後ろを早く向いて!』としだした。スタッフも慌てた様子なのにも気づき、なんだろうかと後ろをむく。そこには、フライパンから火柱が立っていた。
     一瞬、二人は状況を飲み込めなかったが、慌てた様子で声を出しながられいとが駆け寄る。はっ、として夕貴はカメラの前にとある紙を置いた。その紙には【暫くお待ちください】と書かれており、何かあった時の為に、とスタッフ側が用意していたのだ。
    「皆! ちょっと待っててくれよな!」
     そう言った後、夕貴もそばに駆け寄った。既にスタッフが消火をしており、星哉に火傷した様子はなかった。まさか火柱が立つとは思わず、頭を抱える。そして落ち着いた後、二人は星哉に聞くことにした。
    「ねぇなんで火柱たったの……?」
    「普通に炒めただけなんだけど」
    「訳が分からん……」
    「玉ねぎ黒焦げになってる……肉だけ無事だって思えばいいのかな……」
     下手したら放送事故でもおかしくないのだが、コメントを見ると皆笑っていた。何ならタグで星哉の火柱芸とか書いてあるのも見かける。
    「ビーフストロガノフ、俺らが作るか?」
    「俺も作りたい」
    「うーん……ならもう一回しよう。もう目を離しちゃいけないって学んだね……なるほど、子育てと一緒か……」
    『三歳児に料理教えるパパママか?』
     流れてきたコメントを見て思わず吹き出してしまった。そう言ったつもりで言ったわけではなかったのだが、妙に的を得ていた。
    「あっはは! 俺ら子供いねーのにな!」
    「俺三歳児なの?」
    「もう星哉くんは、日常でも僕か夕貴くん居ない時は火を使っちゃダメだよ」
    「無茶すぎる」
    「はいはい! 気を取り直してやり直すぞ! 時間やべーから!」
     夕貴が仕切り直すようにそう言うと、れいとも星哉も慌ててキッチンへ戻る。応援するコメントが流れるのを見つつ、また玉ねぎを切り始める星哉と、見守る二人だった。
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    ちょこ

    DONEよその子さんお借りしてます
    二次創作
     その日は、雨が降りそうだと言わんばかりの曇天だった。昨日の天気予報では朝から晴れると言っていたはずなのに、いざ当日になったらこの天気だ。凪は頬杖をついて窓の外の風景をぼぅ、と眺めていた。この調子では晴れそうにない、凪はそう思ったあと椅子から立ち上がり、事務所に備え付けであるミニキッチンへと向かう。お湯を沸かせるくらいは出来るミニキッチンにて、お湯を沸かしコーヒーを淹れた後、コーヒーを飲み外を眺めた。
     何でも屋に定休日はない、依頼が来れば仕事の日になるし、来なかったとしても書類作業をする。ある意味気分で休みが決まると言っても過言ではなかった。そして凪は、二階にいる八重の所へ行こうかと考えていた。八重は朝から体調が優れないように見えた。凪から見たら休んだ方がいいなと感じたため、八重を休ませたのだ。当の本人は大丈夫だと言っていたが、それでも休ませた。依頼主が来る様子はない、なら八重のところに行こうと思った。事務所は二階建てのビルになっており、凪の居る一階は何でも屋の事務所で二階は居室スペースだ。コーヒーを飲み終わったマグカップを流しに置いた後、事務所を出る。
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    ちょこ

    DONEダミアさんお誕生日小説
    ダミアさんお借りしました!お誕生日おめでとうございます!
    モンブラン「ダミア、お誕生日おめでとうございます」
    「おー! ありがとな!」
     レイフが借りている拠点と言っていい住まいにダミアを呼び、目の前にケーキを出す。ダミアと前もって連絡を取っていたため、こうして呼べたのだ。ケーキはレイフの手作りだ。本当なら、料理も出そうかと言ったのだが、間髪入れずに断られてしまった。今度こそ上手く作れるような気がしたのにな、とレイフは残念そうに思いながらも、ダミアを見た。
    「このケーキ……モンブランか?」
    「そうです、アマロンを使ってます」
    「へー! 王様って呼ばれてるやつじゃん!」
     ダミアは感心したようにケーキを眺めた。アマロン、様々な栗の中で特段に甘い栗の事だ。身も大きいのだが、育てるのが難しく、しかも、大きく育てようと魔力を使うと、すぐに枯れるという性質を持っていた。なので、完全な手作業、時間をかけてゆっくりと育てる。そのため、栗の中の王様、という意味で【アマロン】と呼ばれるのだ。一粒だけでも驚くほどの高額で取引される。その高額さに、一時期偽物のアマロンが出回るほどだった。偽物のアマロンと区別を測るための道具すら開発されるほどに。
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