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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
    よその子さん多め

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    ちょこ

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    アイドル科
    よその子さんお借りしました

    ##アイドル科

    イタズラ れいとが教室に入ると、丁度席を外していた同じグループメンバーの星哉の机に、ひなたが何かしら鉛筆を大量に出し、削っていた。ただの鉛筆を削っていた訳ではなく、女児が喜びそうなデザインがされた鉛筆だった。
    「え、えーと。ひなたくん……? なにやってるの……?」
    「んー? せーやくんの筆箱の中身を全部これにするの! れーとくんも手伝って!」
     星哉の筆箱は、そこまで大きいものでは無いことをれいとは知っていた。知ってはいたが、軽く十本以上はあるであろう鉛筆と鉛筆削りを渡される。
    「星哉君に怒られない!? 大丈夫!?」
    「そういう日だったって事で」
    「それで誤魔化せれるの……?」
    「今日がそういう日だったもん、しょうがないよ」
    「しょうがないかぁ……」
     最初は止めていたれいとだったが、ひなたのペースに段々とハマってしまったからか、はたまた、たまに同じグループメンバーと共に星哉に対するドッキリを仕掛けてきたからか、最終的に、ひなたと一緒に鉛筆を削り始める。

    「ねぇ、こんな鉛筆入れると消しゴムはいるの?」
    「え? 鉛筆だけだよ入れるの。鉛筆の先はこのキャップつけるの」
     そう言ってひなたが鞄から取り出したのは、ピンクや緑色で、動物のデザインが入っており、小さい子が好んで使いそうな鉛筆のキャップだった。それを見て、それを使う星哉をイメージしていまい、思わずれいとは吹き出した。
    「ぶっふふっ……ふっ……! あっはは! 無理……それ使う星哉くん……ふふっ……!」
    「れーとくんもなにか入れる? 結構持ってきたんだぁ」
    「えー…………。……え、これ懐かしい」
     ひなたが持ってきた袋に入っている文房具を見ていると、青い容器に小さいカラーの芯が入っているペンを見つけた。確か、小さい頃に流行った文房具だ、と思い出す。まだ売っていたのかと思いつつ、それを取りだした。すると、それを見ていたひなたが思いつくいたように声を出す。
    「その芯の中身を全部白にしよ?」
    「え……まってそれノート何も書けないじゃん……ぶふっ」
    「なら慈悲で一個だけ赤の芯いれよっか、他は全部白!」
    「うん、分かった」
     さっきから笑いが止まらなかったが、鉛筆を削り終わった後、れいとは先程のペンの中身の芯を全部取り出すと、白い芯を沢山入れ、赤い芯を一つだけ入れた。
     いざ筆箱に入れようとしたのだが、既に鉛筆を入れており、入るか不安だったが、押し込むようにして何とかチャックを締めた。小さい筆箱が、破れそうなほど膨らんでおり、試しに持ってみると、ずっしりと重たかった。

    「星哉くんどんな反応するんだろ……」
    「楽しい反応してくれたら嬉しいな!」
     ちょうどその頃、星哉が教室に入ってきた。机を見て一瞬固まったように見えた。恐る恐る自分の筆箱を持ってみると、重さで驚いたのか、また机に置いた。
    「は、え? なに? 俺の筆箱……は?」
     中身を見た星哉は固まる。出せど出せど、鉛筆しか出てこないのだ。しかも、先程も言ったように、女児が喜びそうな鉛筆に鉛筆キャップ。ペンが出てきたかと思えば、真っ白な芯が沢山と赤い芯が入ってるだけ。消しゴムも何も無かったのだ。
    「消しゴムも無いとかなに!? てか誰だよこんなことしたの! チャック中々開かなくて壊れたかと思ったわ!」
    「消しゴムないの? 困ったねぇ。消しゴム貸してあげるねぇ」
     ひなたが星哉に対してそう言うと、自分の筆箱から……ではなく、鞄から大きめの袋を取りだした。
    「はい! フランスパン!」
    「ぶふっ!」

     フランスパンを取り出したひなたに、我慢ができなかったれいとは吹き出して、大笑いしてしまった。一度笑ってしまうと中々止まらず、呼吸が苦しくなり落ち着こうとしていると、いつの間にか星哉が怖い笑顔でれいとの前に立つ。
    「れいちゃん、お前か?」
    「ひなたくんと一緒にしたもん……」
    「なんで止めないんだ!」
    「だってひなたくんが『手伝って?』って言ったんだもん! 手伝わないのはダメでしょ!」
    「なに? 反省してない? お前今日の練習メニュー二倍な」
    「そんなこと言っていいの? 今度星哉くんのお弁当に人参さん入れてやる!」
    「斬新な脅しやめろ! 反省しろ! 人の筆箱するな! 後でノート貸せよ!」
    「ノート貸すのはいいよ!」
     喧嘩してるのかしていないのか、星哉とれいとの言い合いにニコニコと笑っているひなた。ひなたはれいとに近づくと、口を開く。
    「また一緒にイタズラしようね、れーとくん」
    「うん! またしよう!」
    「俺の目の前でよく約束できたなれいちゃん?」
     顔をひきつらせた星哉を横目に、今度イタズラの内容を話し合おうと約束をする二人だった。
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    ちょこ

    DONEダミアさんお誕生日小説
    ダミアさんお借りしました!お誕生日おめでとうございます!
    モンブラン「ダミア、お誕生日おめでとうございます」
    「おー! ありがとな!」
     レイフが借りている拠点と言っていい住まいにダミアを呼び、目の前にケーキを出す。ダミアと前もって連絡を取っていたため、こうして呼べたのだ。ケーキはレイフの手作りだ。本当なら、料理も出そうかと言ったのだが、間髪入れずに断られてしまった。今度こそ上手く作れるような気がしたのにな、とレイフは残念そうに思いながらも、ダミアを見た。
    「このケーキ……モンブランか?」
    「そうです、アマロンを使ってます」
    「へー! 王様って呼ばれてるやつじゃん!」
     ダミアは感心したようにケーキを眺めた。アマロン、様々な栗の中で特段に甘い栗の事だ。身も大きいのだが、育てるのが難しく、しかも、大きく育てようと魔力を使うと、すぐに枯れるという性質を持っていた。なので、完全な手作業、時間をかけてゆっくりと育てる。そのため、栗の中の王様、という意味で【アマロン】と呼ばれるのだ。一粒だけでも驚くほどの高額で取引される。その高額さに、一時期偽物のアマロンが出回るほどだった。偽物のアマロンと区別を測るための道具すら開発されるほどに。
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